福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

四国八十八所の霊験その63

2014-07-02 | 四国八十八所の霊験
43番明石寺より大洲市街を通り過ぎ、国道56号線沿いの十夜が橋永徳寺を参りました。車が激しく行き交う国道56号の下に石像のお大師様が横になっておられました。
お姿を拝し涙が出てしかたがありません。
 ここは大同2(807)年厳冬、大師がこの地を通られた時、宿がなくこの橋の下で休まれ「いきなやむ、浮世の人を渡さずば、一夜も十夜の橋とおもほゆ」と詠われたところ。
ここから遍路は橋の上では杖をつかないことになったわけです。
一休禅師も、当初は橋の上も杖をつきながら遍路をしていたのですが、ここにきてお大師様の衆生済度の熱いお心にふれ、ハラハラと涙を流しお詫びしたということです。

 さらに44番太宝寺に向かって歩いている時、突然道端の売店の女将さんが大きな二十世紀梨を接待してくれました。近くのコスモス畑の中で頂きました。
蜂蜜でも流し込んだような甘い梨でした。
梨は母の大好物でした。その日は母の命日でもありました。 
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