地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の6/9
六、光勝寺の像
紫雲山光勝寺、四条坊門堀川通東入、極楽院空也堂(現在も蛸薬師通堀川東入亀屋町288に在り)の開基は延喜帝第二の皇子寛平法皇の御孫空也上人の草創なり。行状元亨釈書幷に彼の縁起を尋ねて知るべし。地蔵御座すは定朝法師の作なり。子細ありて人王六十六代一條院の御宇に平定盛入道の安置し玉ふなり。此の本尊は修羅の苦を除き玉ふ方便を現じ玉ふ奇瑞古今新たなる事今日にあり。記するに及ばず。
地蔵菩薩三国霊験記 13/14巻の6/9
六、光勝寺の像
紫雲山光勝寺、四条坊門堀川通東入、極楽院空也堂(現在も蛸薬師通堀川東入亀屋町288に在り)の開基は延喜帝第二の皇子寛平法皇の御孫空也上人の草創なり。行状元亨釈書幷に彼の縁起を尋ねて知るべし。地蔵御座すは定朝法師の作なり。子細ありて人王六十六代一條院の御宇に平定盛入道の安置し玉ふなり。此の本尊は修羅の苦を除き玉ふ方便を現じ玉ふ奇瑞古今新たなる事今日にあり。記するに及ばず。