蜩の声ばかりする柴の戸は 入日のさすにまかせてぞ見る(藤原顕李、金葉集)
ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは 風よりほかにとふ人もなし(読人知らず,古今集)
来めやとは 思ふものから 蜩の 鳴く夕暮れは 立ちまたれつつ(読人知らず,古今集)
山深み峰にも尾にも 声たてて 今日もくれぬとひぐらしのなく(道元禅師,傘松道詠集)
ひぐらしの鳴く山里の夕暮れは 風よりほかにとふ人もなし(読人知らず,古今集)
来めやとは 思ふものから 蜩の 鳴く夕暮れは 立ちまたれつつ(読人知らず,古今集)
山深み峰にも尾にも 声たてて 今日もくれぬとひぐらしのなく(道元禅師,傘松道詠集)