今日寛永十六年1639、三月二十日は 覚深法親王が宮中で普賢延命法を修した日です。
・覚深法親王は後陽成天応の第一皇子。豊臣政権で新皇宣下を受けていたが徳川政権になり出家。仁和寺第21世門跡。後南御室。
この時の天皇は従妹に当たる明正天皇
覚深法親王は多くの祈祷をおこなっておられます。
寛永五年八月十六日には「仁和寺覚深親王をして、禁中に不動護摩法を修し、中宮御産の平安を祈らしめらる」(資勝卿記)
寛永九年「仁和寺覚深親王をして、孔雀経法を清涼殿に修し、東福門院の御平産を祈らしめらる、」(仁和寺御伝)等
普賢延命法は二十臂の普賢延命菩薩を本尊として、災いを除き寿命を長くするために行なう修法