「・・36億人の人口には36億の死が必ずある、1億2千万人の人口には1億2千万の死がかならずある。その死を受け取り、その霊にやすらかな無限の世界を与えるのは宗教のほかにはない。 特に日本人は死者の霊魂の実在を強く信じ、これを鎮めたり、慰めたりして、やがてその恩寵を求める民族であった。それも先祖から子孫へと伝わる系譜的霊魂の実在を信じたから、葬式と供養が日本の「家」を支え、社会秩序と歴史の根底をなしている。日本仏教はただ葬式だけを執行してきたのではなく、葬式を通じて日本人の精神を豊かにし、社会と歴史を支えてきたのである。・・(五來重「日本の庶民仏教」)」
最新の画像[もっと見る]
- 金剛頂瑜伽中發阿耨多羅三藐三菩提心論 7ヶ月前
- 一日は定光佛・熱田大明神・妙見様・天神と地神の日 2年前
- 万人幸福のしおり 4年前
- 佛説彌勒大成佛經 (全巻書き下し) 4年前
- 四国八十八所の霊験・・・その97 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その92 6年前
- 四国八十八所の霊験・・その89 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その88 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その83 6年前
- 四国八十八所の霊験・・・その76 6年前