福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

仏教は葬儀を通じて日本社会と歴史を支えてきた。

2013-09-13 | 法話
「・・36億人の人口には36億の死が必ずある、1億2千万人の人口には1億2千万の死がかならずある。その死を受け取り、その霊にやすらかな無限の世界を与えるのは宗教のほかにはない。 特に日本人は死者の霊魂の実在を強く信じ、これを鎮めたり、慰めたりして、やがてその恩寵を求める民族であった。それも先祖から子孫へと伝わる系譜的霊魂の実在を信じたから、葬式と供養が日本の「家」を支え、社会秩序と歴史の根底をなしている。日本仏教はただ葬式だけを執行してきたのではなく、葬式を通じて日本人の精神を豊かにし、社会と歴史を支えてきたのである。・・(五來重「日本の庶民仏教」)」
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