3月7日は本覚大師益信御入滅の日です。益信は天長4年(827年)生まれで 延喜6年3月7日(906年4月8日)に御入滅されています。以下密教辞典・真言宗大徳列伝等によります。「益信は廣澤流祖・円城寺僧正(尚待藤原淑子の病気を祈祷で治したため淑子の東山山荘を円城寺とした)。石清水八幡開基の行教の実弟。源仁から宗叡相伝の法全阿闍梨付属の聖教と般若三蔵所伝の雑華を付嘱された。寛平八年(896)には男山八幡で最初の検校となり東寺の大師直筆八幡大菩薩を男山八幡の御神体として奉安、昌泰2年(899)宇多法皇を仁和寺で落飾、延喜元年(901)宇多法皇に東寺で伝法灌頂を授ける。益信の付法はこの宇多天皇をはじめ、神日(白雲寺開山)、円偆(素光寺開山)、房審、聖珠、神昭、善裕、峰如、運昌、玄海、会日、禎果、貞保、貞縦、観琳、安真の17傑である。益信は世寿80歳で延喜6年3月7日(906年4月8日)に円城寺に御入滅されています。400年後に後宇多法王自ら本覚大師号を請願されています。
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