福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

昨日の定例会模様

2018-01-21 | 開催報告/巡礼記録

昨日は今年最初の福聚講でした。私は早めに出て江戸川橋の今宮神社にまずお参りしました。ここは江戸末期までは護国寺の境内にあった鎮守社でした。桂昌院はここに伊勢神宮をはじめ日本国中の主要な神様をほとんど勧請していました。天照大神を伊勢神宮から、素戔嗚尊を京都今宮神社と熊野大社から、伊弉諾尊・速玉大神を熊野大社から、誉田別尊を石清水八幡宮から、大国主命と事代主の尊を京都今宮神社から,大宮比売命を春日大社から招来し、ほかに天神様、少毘古那命をお祀りしています。日本国中の有力な神様をほとんど招来しお祀りしているのです。江戸末期までは日本中の神社仏閣はこのように神仏一体でお祀りされていたのです。是が日本人の精神基盤を作っていたのです。これを野卑な明治政府が神仏分離し取り返しのつかない精神的荒廃を生じさせ近代日本に世界史上類を見ない過酷な歴史をを生じさせてしまっているのです。なんとかしてこの神仏離を元に戻し神仏一体の日本を再構築したというのがいまの切なる願いです。

護国寺には2時前に着きました。小春日和で絶好のお参り日和になりました。いつものように大師堂・一言地蔵様等13か所にお線香をあげ7回回ってお参りしました。最近はいつ見ても参拝の善男善女が途切れません。特に一言地蔵様には必ず何組かの参拝者がいますし、納経所も必ず数名は並んでいます。10年前の講がはじまったころとは昔日の感です。有難いことです。とくに若い夫婦が子連れで参拝している姿をよく見かけます。前前回の報告でも書きましたが、若い父親が幼子を連れてお地蔵様に参拝していて、「いつも見守って下さり有難うございます」と手を合わせている姿などほんとうに素晴らしいと思いました。日本人の霊性が回復しつつあると実感しています。

今回は新年初めての講でしたので一年ぶりの方も多くお見えいただきました。しかし般若心経・観音経の読経は声が揃いほんとうに有難い・いいお参りが出来ました。今回から最後に参加者各家の名前を読み上げてご本尊様に先祖供養をお願いすることとしました。これもいいお参りになったと感じました。その後一言地蔵様の前では地蔵経を奉読しました。地蔵経をあげるとお地蔵様にお参りした気分がより強くなります。
その後、中塚さんが予約してくださった飯田橋のお店に移り新年会となりました。清談に花が咲きました。講元からは福聚講は開講10年になるがいずれ若い人に引き継いでいきずっと続けていきたい、と話しました。また今年は4月に花見の会、7月21日に10周年記念、年末に忘年会を行うことを申し合わせました。今日になってもまだお線香の香りのような非常に爽やかな気持ちが残っている会でした。佛縁のありがたさをかみしめることしきりです。
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