福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

全ては心を先とし、心を主とし、心から成り立っている

2018-09-22 | 諸経
全ては心を先とし、心を主とし、心から成り立っている
パーリ経典増支部4に「全ては心を先とし、心を主とし、心から成り立っている。汚れた心で物を言い、身で行うと、苦しみがその人に従うのは丁度牽く牛に車が従うようなものである。もし善い心で物を言い、身で行うと楽しみがその人に従うのは丁度影が形に添うようなものである。悪い行いをする人はその悪の報いを受けて苦しみ、善い行いをする人はその善の報いを受けて楽しむ・・。」とあります。
そしてこの報いの出るときについては阿毘達磨倶舍論に、順現業(現世に善悪業因をなして現世にその賞罰を受けるもの)順次業(現世に善悪業因をなして次の世にその賞罰を受けるもの)順後業(現世に善悪業因をなして三回目以降の世にその賞罰を受けるもの)順不定業(つよい善悪を造ってないため、報いを受ける時期が定まっていないもの)の4通りがあるとされています。
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