福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

華厳経から・・57

2014-09-12 | 諸経
華厳経巻二十八、十地品第二十二ノ六「爾時菩薩は其身姝妙にして華座に稱可す。菩薩は益一切智位の三昧力を得たるが故に、身は大蓮華座に在り。即時に眷屬の蓮華上に皆な菩薩あり。一一の菩薩は蓮華上に坐して即ち百萬の三昧を得て、皆な一心に大菩薩を恭敬し瞻仰したり。是の菩薩、蓮華座に昇る時、十方現在の一切世界は皆な大震動せり。一切の惡道は皆な悉く休息せり。光明は普く十方世界を照らし一切世界は皆な悉く嚴淨し、皆な諸佛の大會を見聞することを得たり。何以故か。是の菩薩は大蓮華上に坐して、即時に足下より百萬阿僧祇の光明を出し、十方の阿鼻地獄等を照らし、衆生苦惱を滅し、兩膝の上より若干の光明を放ち、十方一切畜生を照らして苦惱を滅除し、臍より若干の光明を放ち、十方一切餓鬼を照し、苦惱を滅除し、左右の脇より若干の光明を放ちて、十方の人を照らし、安隱快樂ならしめ、兩手より若干の光明を放ち、十方諸天阿脩羅宮を照らし、兩肩より若干の光明を放ちて十方の聲聞衆を照らし、項より若干の光明を放ち、十方の辟支佛を照らし、口より若干の光明を放ち、十方の菩薩乃至九地に住する者を照らし、白毫より若干の光明を放ち、照十方の得位の菩薩を照らし、一切の魔宮を隱蔽して不現ならしむ。頂上より百萬阿僧祇三千大千世界微塵數の光明を放ち、十方の諸佛大會を照らして遶ること十匝し已りて、虚空に住し、光明網を成じ、高大明淨にして諸佛を供養す。

・・・一一の諸佛の大法會上に皆衆寶を雨ふらすこと猶ほ大雲の如し。若し衆生ありて是の供養を覺らん者は皆是無上大道を必定せん。





















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