今日8月21日から5日間戸津説法がはじまります。以下関連のホームページから引用します。「戸津説法とは、比叡山を仰ぐ下阪本の琵琶湖畔、明智光秀ゆかりの板本城跡の一角にある東南寺で、毎年八月二十一日から二十五目まで行な われる法華経についての説法のことを指し、説法が琵琶湖畔の東南寺(大津市下阪本)で行なわれるところから「東南寺説法」とも呼ばれています。
戸津というのは東南寺があるあたりの古い地名で、琵琶湖畔のこの辺は三つの船着場「津」があり、北から今津、戸津、志津の三津の中一つです。また比叡山から琵琶湖に注ぐ三本の川、大宮川、権現川、四ッ谷川の三つの流れを総称し三津川といいますが、かつてこの地域を領有していたのが伝教大師のご先祖で、そのご一族が三津の首(長)という姓をもらつれ、伝教大師の父は、三津首百枝(みつのおび とももえ)といいました。この戸津の地に伝教大師は、ご両親への報恩、追善供養のため一宇を建立しました。それは比叡山から東南の方角にあたるところから東南寺 といわれ、やがて大師は「江西の民衆に仏種を植えしめんがため、山僧 の学道を増進せんがため」とここでの法華経の説法が始まりました。往 時には三十日間の説法が行なわれましたが、明治期より現在と同様の五日間の行事になりました。
戸津説法とは宗祖伝教大師のお志しをつぎ、大師に代わって説法師としてお勤めすることであり、毎年一人、お大師さまのご命日に天台座主猊下から直接指名されるのがしきたりとなっています。千二百年の永きにわたって連綿として営なまれてきた戸津説法は、天台宗や比叡山延暦寺にとり、尊き、そして大事な年中行事の一つとなっています。」
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