福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

般若心経秘鍵(解説訳付)・・その28

2016-09-28 | お大師様のお言葉
原文「上表文

時に弘仁九年春、天下大疫す。ここに帝皇自ら黄金を筆端に染め、紺紙を爪掌に握って般若心経一巻を書写し奉りたもふ。予購読の撰に範って、経旨の旨をつつ゛る。いまだ結願のことばを吐かざるに蘇生(そしょう)の族(やから)道に亍(たたず)む。夜変じて日光赫赫たり。是れ愚身が戒徳にあらず。金輪御信力(きんりんぎょしんりき)の所為なり。但し神舎に詣(けい)せん輩(ともがら)は此の機鍵を誦し奉るべし。昔予鷲峯山の寧むしろ)に陪(はん)べって、親(まのあた)り是の深文(じんもん)を聞きき。豈其の義に達せざらんはまくのみ。
入唐沙門 空海上表」
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