後奈良天皇の即位式では天皇は一週間毎日、十一面観音に観音経一巻、大神宮に心経一巻、春日大明神に唯識三十頌一遍をあげ、後に大日如来の印信を法性寺座主大僧正光什より受けられた . . . 本文を読む
「御即位灌頂 冨田斆純」には「・・後三条天皇が即位の大礼に秘密灌頂の印明を結びたまひしにより、この後御即位灌頂は毎代行われた。伏見天皇御即位(第92代,弘安10年10月21日(1287年11月27日)に御即位)には青蓮院准后道玄を勅講し灌頂を受けられたが、道玄は摂政二条良実の子であったのでその後即位灌頂は二条家に相伝することとなった。・・南北統一された第100代天皇後小松天皇は二条良基より即位灌頂 . . . 本文を読む
「御即位灌頂 冨田斆純(11代豊山派管長)」によれば,
平安後期「(後三条天皇はそれまで200年以上続いてきた藤原氏の専横の弊害を除くべく政治を自ら聴きたまはんとされたこともあり)多年権力を専らにしてきた藤原頼道は天皇の践祚の前にその職を辞し隠居のやむなきに至った。後三条天皇即位したまふや国司の重任を禁じて売官の幣を矯め新しく記録書を設けて親しく諸家の荘園を糺し御自ら質素を守りて華奢の風をあらた . . . 本文を読む
弘法大師の時に至り、即位灌頂が出てきます。慈雲尊者の「『四海領掌大事』口伝」の内容を記述します。「先師曰く弘法大師弘仁七年六月十九日、上表七月八日、勅許を得て高野山を以て入定のところとし、一棟の草庵を作り、高雄の旧居を去ってここに移り入て住す。時に弘仁十四年(824年)七月嵯峨上皇勅して大師を召し、高雄より暫く中務省に寓す。時々御物語あり、ある夜近習を避けて大師一人を御座近く召して曰く『師遠く . . . 本文を読む
Q、いじめがひどくて悩んでいます。何とか抜け出せる方法は?
A,結論です。「念彼観音力、還著於本人(ねんぴかんおんりき げんじゃくおほんにん)」と唱えることです。「観音様を念ずれば、この害はかえって必ず加害者に返っていく」との意味です。これを常にいじめを受けている最中も唱えれば必ず相手に害が返っていき、救われます。また観音様の御真言は「おんあろりきゃそわか」です。この御真言もあわせてお唱えするとい . . . 本文を読む
その後、弘法大師の時に至り、即位灌頂が出てきます。慈雲尊者「『四海領掌大事』口伝」の内容を記述します。「先師曰く弘法大師弘仁七年六月十九日、上表七月八日、勅許を得て高野山を以て入定のところとし、一棟の草庵を作り、高雄の旧居を去ってここに移り入て住す。時に弘仁十四年(824年)七月嵯峨上皇勅して大師を召し、高雄より暫く中務省に寓す。時々御物語あり、ある夜近習を避けて大師一人を御座近く召して曰く『師遠 . . . 本文を読む
「お前さんは立派な偉いお坊さんになろうなどど大層なことを思わなくてもよい。しかしせっかく良き御縁をいただいてお坊さんになるのだからお前さんの近くにいる人を本当に幸せにしてあげなさい。(「法光」に出ていた清見寺一條文昭和師の言葉)」。まさにこれをよんで自分に向けられている言葉と思わずにはいられませんでした。自分も身の回りの人を一人でも多く幸せにできたらとおもい毎日縁者のある方々を祈っています。しかし . . . 本文を読む
Q,法華経は宮沢賢治をはじめなぜ多くの人が重要視しているのですか?
A,奈良時代法華経は金光明経、仁王経とともに鎮護国家の三経と呼ばれ、法華千部会、法華三昧会、法華八講など、さかんに講讃され、また書写もされてきました。平安時代になると源氏物語にも法華八講などが描かれ源氏物語は法華経の小説化であるとも言われているようです。枕草子にも 「経は法華経さらなり」とあります。
法華経の重要性については、 . . . 本文を読む
日本における即位灌頂については「御即位灌頂 冨田斆純」にその精神が書かれています。
「御即位とは天津日嗣高御座業(あまつひつぎたかみくらわざ、続日本紀・文武天皇宣命の記述)であるからその御精神は万世不変のものである。そもそも御即位礼の起源は天祖天照大神が皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)に『豊葦原千五百秋瑞穂国(とよあしはらの ちいおあきの みずほのくに)は、是、吾が子孫の王たるべき地なり。爾皇孫、就 . . . 本文を読む
興教大師覚鑁上人「末代真言行者用心」より
「・・・どのような人がお蔭や覚りをいただけるのですか?
それは信心深い人です。
ではどういう人を信心深いというのですか?
それは久しく修行して(拝んで)おかげを得られなくても疑いを生ぜず、嫌にならない人です。このような人は必ず霊験や覚りをいただけます。こういうことは或はご本尊様が拝む人を試すためであったり、或は諸天がその人の信心深さをためすためであ . . . 本文を読む
即位灌頂は印度で始まりました。灌頂は元来、古代インドの国王即位や立太子の際行われ、即位する王の頭上に四海の水が注がれた儀式であったとされます。やがてその灌頂の儀式が密教に取り入れられ伝法灌頂など重要な儀式とされるようになったということです。
お経に出てくる即位灌頂です。
賢愚経巻十三頂生王品第五十七です。
「・・世尊告げて曰く。『乃往過去。無量無邊不可思議阿僧祇劫に此の閻浮提に。一の大王あり。名ず . . . 本文を読む
一燈園西田天香師の弟子だった石川洋師の言葉がありました。
・「自戒
つらいことが多いのは
感謝をしないからだ
苦しいことが多いのは
自分に甘えがあるからだ
悲しいことが多いのは
自分のことしか分らないからだ
心配する事が多いのは
今をけんめいに生きていないからだ
行きづまりが多いのは
自分が裸になれないからだ」
・「大事なことは、
自分の一生をどうまとめるかです」(これ . . . 本文を読む
「・・くどいようだがフランクリンと電気の関係だ。自分が悟ろうが悟るまいが我々はお釈迦様がお悟りになったのとまったく同じ「仏心」の真只中にいるのだ。「仏心」は罪や穢れも届かないから「仏心」はいつも清らかであり、いつも安らかであり、いつも静かなのだ。この仏心は時間的には生きとおしであり、空間的には宇宙いっぱいだ。すべての人はこの尊い「仏心」のなかに生まれ、「仏心」の中に住み、「仏心」の中で息をひきとる . . . 本文を読む