hiyokoです。
というわけで、1日目のお昼はこちら、「草喰なかひがし」さんです。
って、なんだっけ?って言うくらい間が空いてしまいました
すみません、わからなくなってしまった方はまずこちらをご覧下さい。
京都の花背にあるお宿「美山荘」をこよなく愛するizolaちゃんが、
一度は来てみたかったと言う「草喰なかひがし」。
ご主人の中東さんは美山荘の先代の弟さんであり、かつて美山荘で
お料理を作られていたそうですが、その後独立し、こちらにお店を
構えられたそうです。
この2週間ほど前に美山荘に泊まっているizolaちゃん。同時期の
お料理の比較なども楽しみにしているもよう。

現在、京都で一番予約が取りにくいお店として知られる超人気店。
12時の開店と共に、一斉に店内に案内されました。
玄関を入るとすぐに12~3席のコの字型カウンターがあります。
2階はお座敷になっているようでした。
店内をぐるりと見回すと、カウンター内には紅殻の竈に羽釜、銅製の立派なレンジフード、
炭火焼の焼き場がデデーンとあります。

凛とした空気を感じます。でも温かい。ご主人のこだわりですね。い~い感じです♪
この後の行動を考え、お酒に弱い私達はお茶をいただきました。
え?私も弱いんですよ~。ホントだってば。

大文字焼きの絵柄のお茶碗が可愛らしい。
さて、いよいよお料理登場です!!
ご主人が一つ一つ説明をしてくださいました。
まずは八寸。端午の節句という事で、菖蒲とよもぎの葉のお飾りです。
いたどりの葉が敷かれています。


お料理は以下の通り
●こごみのお浸しのえごまかけ●おたふく豆とえんどう豆の塩焼き
●いたどりの穂先におぼろ昆布をまぶしたもの●いたどりの穂先の
煮汁を寒天で固めたもの●ぎぼしの味噌漬け●初鰹を山椒で炊いた
もの●小鯖寿司の粽●山葵の新芽と白いイチゴとタンポポの花
●根曲がり竹に花山椒を詰めたもの
えー、たぶんこれで間違いないと思いますが、何しろ初訪問の、最初
のお料理ということで、やや緊張気味。聞き取れないところもあった
かも・・・。izolaちゃんとの共同作業でした。(笑)
すべてのお客様それぞれに、ご主人が説明しながらお料理を出すの
ですが、白いイチゴのところで必ず「イチゴ白書をもう一度」とギャグを
言ってらっしゃいました。
思っていたよりずっと気さくな感じの方で、ちょっとホッとする私達。
八寸は、とにかくたくさんの素材が盛られ、一つ一つじっくり味わい
ました。野性的、、、という表現が合っているかどうかわかりませんが、
えんどう豆などはほぼ生でしたし、たんぽぽやいたどりなど、道端で
採れるような素材を、あまり手を加えずに一番美味しい形で出してくれる
という感じがしました。
それなのに洗練されているのがすごいところ。
いたどりは私は初めて知った素材ですが、関西以西ではわりとよく使う
もののようですね。
次はお椀
この朱のお盆がいいんですよねー。

絹さやと焼いた玉葱の白味噌仕立て。溶き辛子を乗せて。

この白味噌、昨年末に特別ルートで手に入れた大吟醸の白味噌と
同じようなお味がしました。やはり吟味された食材を使われている
のですね。当然の事かもしれませんが。
岩魚の塩焼きに骨酒をかけたものと、骨焼き。ネギ坊主を乗せて。
朝風という胡瓜は赤紫蘇とお味噌で。

元々、岩魚は好きなお魚ですが、これ、美味しかった!
お造りは鯉のぼりに見立てて。

鯉のお刺身。鯉の煮こごり。独活。大根おろしにのびるを混ぜる。
黄色い花はブロッコリ、ピンク(紫)の花は大根の花だそうです。
鯉の洗いというのはこれまでにも何度か食べたことがあり、苦手な
食材ですが、これは全くの別物。臭みが全然ありません。なんと
いうか、清清しい味でした。
炊き合わせ。
いたどり、山蕗、わらび、はちくだけ、琵琶湖の小鮎、木の芽。

山菜が満載。とってもとっても優し~いお味でした。
ここで、ちょっと慌しい雰囲気に。ご飯を炊き始めているのですが、「煮えばな」のご飯
がひと口ずつ振舞われます。一瞬を逃してはいけないので、ご主人の動きも速いです。

こちらが「煮えばな」。蒸らす前のリゾット状のご飯です。

わらびの牛肉巻きと、生アスパラ、木の芽、さやいんげん。

アスパラの生!初めて食べましたが、新鮮なアスパラならではですね。
牛肉がすごく柔らかくて美味しいんです~。
これは、ほうれん草・黄湯葉・椎茸・三つ葉のおひたし。

素材の風味を引き出す、強すぎないお出汁がいいですね。
お汁も飲み干しました。
ここで楊枝が出てきました。

実は絶妙のタイミング。沢山の野菜たちの繊維がけっこう歯の間に
挟まるのです。(笑)歳ですなー。
お食事にはお漬物、目刺し、ちりめんじゃこと葉山椒を炊いたの。

聞いてはいたけれど、やっぱりご飯が美味しい~!
この後、おこげもしっかりいただきました。写真撮り忘れ。残念!
ご主人、おこげを出すときに、「ハイ!フランス製のご飯」と。
その心は、「パリパリ」ですと。お茶目。
デザートは、ゴマとお豆腐のシャーベット、イチゴ添え。

はあ~、いただきました!ご馳走さまでした。
本来、日本人はこういうものを食べるように、長い歴史の中でDNA
に組み込まれて来たんじゃないでしょうか。
日頃、お肉やバターや脂ものをよくいただいているメタボな我が家。
たまにこういう自然の恵みをいただくと、身も心も癒されてホッと
している自分に気がつきます。
食事・食材の大切さを教えてくれる貴重なお店です。
またいつか、お邪魔したいと思います。
ま、そのためにはまず電話予約という関門が待ち受けていますが!
というわけで、1日目のお昼はこちら、「草喰なかひがし」さんです。
って、なんだっけ?って言うくらい間が空いてしまいました

すみません、わからなくなってしまった方はまずこちらをご覧下さい。
京都の花背にあるお宿「美山荘」をこよなく愛するizolaちゃんが、
一度は来てみたかったと言う「草喰なかひがし」。
ご主人の中東さんは美山荘の先代の弟さんであり、かつて美山荘で
お料理を作られていたそうですが、その後独立し、こちらにお店を
構えられたそうです。
この2週間ほど前に美山荘に泊まっているizolaちゃん。同時期の
お料理の比較なども楽しみにしているもよう。

現在、京都で一番予約が取りにくいお店として知られる超人気店。
12時の開店と共に、一斉に店内に案内されました。
玄関を入るとすぐに12~3席のコの字型カウンターがあります。
2階はお座敷になっているようでした。
店内をぐるりと見回すと、カウンター内には紅殻の竈に羽釜、銅製の立派なレンジフード、
炭火焼の焼き場がデデーンとあります。

凛とした空気を感じます。でも温かい。ご主人のこだわりですね。い~い感じです♪
この後の行動を考え、お酒に弱い私達はお茶をいただきました。
え?私も弱いんですよ~。ホントだってば。

大文字焼きの絵柄のお茶碗が可愛らしい。
さて、いよいよお料理登場です!!
ご主人が一つ一つ説明をしてくださいました。
まずは八寸。端午の節句という事で、菖蒲とよもぎの葉のお飾りです。
いたどりの葉が敷かれています。


お料理は以下の通り
●こごみのお浸しのえごまかけ●おたふく豆とえんどう豆の塩焼き
●いたどりの穂先におぼろ昆布をまぶしたもの●いたどりの穂先の
煮汁を寒天で固めたもの●ぎぼしの味噌漬け●初鰹を山椒で炊いた
もの●小鯖寿司の粽●山葵の新芽と白いイチゴとタンポポの花
●根曲がり竹に花山椒を詰めたもの
えー、たぶんこれで間違いないと思いますが、何しろ初訪問の、最初
のお料理ということで、やや緊張気味。聞き取れないところもあった
かも・・・。izolaちゃんとの共同作業でした。(笑)
すべてのお客様それぞれに、ご主人が説明しながらお料理を出すの
ですが、白いイチゴのところで必ず「イチゴ白書をもう一度」とギャグを
言ってらっしゃいました。
思っていたよりずっと気さくな感じの方で、ちょっとホッとする私達。
八寸は、とにかくたくさんの素材が盛られ、一つ一つじっくり味わい
ました。野性的、、、という表現が合っているかどうかわかりませんが、
えんどう豆などはほぼ生でしたし、たんぽぽやいたどりなど、道端で
採れるような素材を、あまり手を加えずに一番美味しい形で出してくれる
という感じがしました。
それなのに洗練されているのがすごいところ。
いたどりは私は初めて知った素材ですが、関西以西ではわりとよく使う
もののようですね。
次はお椀
この朱のお盆がいいんですよねー。

絹さやと焼いた玉葱の白味噌仕立て。溶き辛子を乗せて。

この白味噌、昨年末に特別ルートで手に入れた大吟醸の白味噌と
同じようなお味がしました。やはり吟味された食材を使われている
のですね。当然の事かもしれませんが。
岩魚の塩焼きに骨酒をかけたものと、骨焼き。ネギ坊主を乗せて。
朝風という胡瓜は赤紫蘇とお味噌で。

元々、岩魚は好きなお魚ですが、これ、美味しかった!
お造りは鯉のぼりに見立てて。

鯉のお刺身。鯉の煮こごり。独活。大根おろしにのびるを混ぜる。
黄色い花はブロッコリ、ピンク(紫)の花は大根の花だそうです。
鯉の洗いというのはこれまでにも何度か食べたことがあり、苦手な
食材ですが、これは全くの別物。臭みが全然ありません。なんと
いうか、清清しい味でした。
炊き合わせ。
いたどり、山蕗、わらび、はちくだけ、琵琶湖の小鮎、木の芽。

山菜が満載。とってもとっても優し~いお味でした。
ここで、ちょっと慌しい雰囲気に。ご飯を炊き始めているのですが、「煮えばな」のご飯
がひと口ずつ振舞われます。一瞬を逃してはいけないので、ご主人の動きも速いです。

こちらが「煮えばな」。蒸らす前のリゾット状のご飯です。

わらびの牛肉巻きと、生アスパラ、木の芽、さやいんげん。

アスパラの生!初めて食べましたが、新鮮なアスパラならではですね。
牛肉がすごく柔らかくて美味しいんです~。
これは、ほうれん草・黄湯葉・椎茸・三つ葉のおひたし。

素材の風味を引き出す、強すぎないお出汁がいいですね。
お汁も飲み干しました。
ここで楊枝が出てきました。

実は絶妙のタイミング。沢山の野菜たちの繊維がけっこう歯の間に
挟まるのです。(笑)歳ですなー。
お食事にはお漬物、目刺し、ちりめんじゃこと葉山椒を炊いたの。

聞いてはいたけれど、やっぱりご飯が美味しい~!
この後、おこげもしっかりいただきました。写真撮り忘れ。残念!
ご主人、おこげを出すときに、「ハイ!フランス製のご飯」と。
その心は、「パリパリ」ですと。お茶目。
デザートは、ゴマとお豆腐のシャーベット、イチゴ添え。

はあ~、いただきました!ご馳走さまでした。
本来、日本人はこういうものを食べるように、長い歴史の中でDNA
に組み込まれて来たんじゃないでしょうか。
日頃、お肉やバターや脂ものをよくいただいているメタボな我が家。
たまにこういう自然の恵みをいただくと、身も心も癒されてホッと
している自分に気がつきます。
食事・食材の大切さを教えてくれる貴重なお店です。
またいつか、お邪魔したいと思います。
ま、そのためにはまず電話予約という関門が待ち受けていますが!