hiyokoです。
京都レポの途中ですが、またまたちょっと寄り道です。
(すみません、今日は長い一日のレポで長いです)
先々週末、初の歌舞伎鑑賞を体験してきました。
この歳にして初めてっていう人も珍しいですよね。。。(恥)
ずっとずっと行きたかったのですが、行くなら何かのきっかけで
と思っていた私。
そうしたら、、、、現在の歌舞伎座が取り壊されるというでは
ありませんか。これはなんとしても行かねば!と思ったわけです。
そう思っていた矢先、イタリア料理教室のお仲間のSさんが
大の歌舞伎好きということがわかり、これは滅多にない絶好の
チャンス!とばかり、「連れて行ってー」とお願いしちゃいました。
そうとなったらSさん、凄いです。
行動が速い!!
あっという間に色々アレンジしてくれました。感謝。感謝。感謝。
事前に今回の演目についての説明などもしてくれ、準備万端?
当日の朝を、軽い興奮を覚えつつ迎えました。
メンバーはいつもの課外授業4人組です。
私ともう1人の歌舞伎初心者Wさん(←お若い)二人は、入場からSさんとご一緒
しましょうということになり、事前にSさんがリサーチしておいてくれた素敵な和カフェ
「銀座鳴神(なるかみ)」で待ち合わせ。

ここから歌舞伎座は目と鼻の先。Sさん、ぬかりありません。
当日は生憎の雨模様。ですが、さすがに昼の部の開場時間にはすごい人でした。

すでに最後の公演までのカウントダウンが始まっています。

昼の部の演目の中で、一番の注目は「女殺油地獄(おんなごろしあぶらじごく)」。

片岡仁左衛門さん主演。ちなみにSさんは仁左衛門さんの大ファン。
仁左衛門さんが、まだ片岡孝夫だった20歳の時に主演の与兵衛役を初演し、
それが高く評価され、出世芸となったそうです。
そんな与兵衛役ですが、今回の公演が一世一代、これを最後として、次代に譲ると
いう決断をされたそうです。そのため、仁左衛門さんファンならずとも必見の演目
だそうです。
こんな絵を見せられると、おお!日本の文化!!って気分が高まりますね。

入り口でイヤホンガイドのレンタルの手続きなど、Sさんに何から何まで幼稚園生
のごとく面倒を見てもらいながら入場するWさんと私。
お仲間のもう1人、Nさんとは席で待ち合わせ。これが私の席です。

ジャーン!前から8列目、ど真ん中の通路側。ヒャー!!

観るのには、もうサイコーの席です。Sさん、ご尽力に心から感謝いたします。
初歌舞伎がこんなことでいいのでしょうか。これは寝ている場合じゃないですね。(笑)
一応、双眼鏡も持ってきましたが、ここからですとかなり表情などもよく見えるので、
あまり使うこともありませんでした。それくらいの席でした。
途中、休憩が何度か入ります。その都度、館内の探検です。

こちらは、草履屋さん。ビックリ。こんなお店まであるんですね。セミオーダーみたいですよ。
私は、記念にハンカチタオルとSさんオススメの牛蒡せんべいを買って帰りました。
さて、一番長い休憩時間にはお楽しみのお昼ご飯です。
事前にSさんから色々なお昼が提案され、その中からじっくりHPなどを見てみんなで
選んだのは、銀座「うち山」の折詰弁当。ミシュラン一つ星のお店だそうですよ!

下に敷いたウサギの布は、お土産に買ったハンカチタオルです。
お店のHPの紹介では、「うち山定番の二段弁当です。うち山の
味の基本が詰まっています」だそうです。この薄味風のじゃこご飯
が決め手になり選ばれました。かなりなボリュームです。

これ、2500円なんですが、ほんとーに美味しかったです。
無花果の白みそ餡がけなど、どれもお弁当らしくないような薄味の
おかずがいろいろ入っていて、満足感が本当に高いです。超高級
料亭の高級弁当よりお値段は安く、断然オススメ。
ただし、こちらは当日、お店までピックアップに行かねばなりません。
Sさん、何から何までありがとうございます!!
お食後、館内探検の続きをするつもりでしたが、あまりのお弁当の
充実度に、あっという間にお昼時間は終了。
さて、お腹がいっぱいになって眠くならないでしょうか。。。
ここまでの段階で、尾上松緑と中村魁春の踊り(って言い方も素人
っぽいなー)と、松本幸四郎・市川染五郎・中村吉右衛門などが演ずる
「双蝶々曲輪日記・角力場」という歌舞伎が上演されました。
素人目にも、吉右衛門さんの渋くて上手い演技と、染五郎さんの独特な
ひ弱な男の演技がとても印象的で良かったです。
その後、中村福助と中村梅玉の「蝶の道行」という踊りがありました。
正直言いまして、これまで福助さんはあまりお顔も好みではなく、女形
というのが信じられなかったのですが、妙に色気がある方で、今回、
考えを改めました。なかなかすごい人でした。
さて、最後の休憩です。
今度は2階に行ってみましょう。
まず、目に飛び込んできたポスター。これから観る仁左衛門さんですね。

もちろん、Sさんはこのポスター、お持ちだそうです。
これを見ただけで、Sさんウットリ~。(笑)
この6月公演、もう一つの目玉は夜の部の四代目市川金太郎襲名初舞台。
2階では、お披露目に際し、市川金太郎展をやっていました。

染五郎さんの息子さんですね。テレビでもお披露目の様子を観ましたが、
すごくかわいらしいお顔立ち。さすが、篠山紀信さん撮影ですか!
初めてのサイン。やっぱり名門は、デビューからして扱いが違うのですね。

2階の通路の端から端まで、ずらりとお祝いの豪華な胡蝶蘭が並んでいました。

さてこの日の目玉、「女殺油地獄」。
ど初心者の私には多くは語れませんが、とにかく凄かったです。
仁左衛門さん、素晴しい!!!!
本当に、これが最後なのでしょうか、この役。
確かに23歳の役だそうですからご自分では無理を感じているのでしょう。
でも、でも、こんな私でもこの渾身の演技に凄みを感じ、どんどんと引き込まれて
行ってしまいました。
仁左衛門さんの息子さんである孝太郎さんの女形の演技も印象的でした。。
初歌舞伎で、こんなに素晴しい演技に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
興奮を押さえられないまま、歌舞伎座を後にしました。
あ、そうそう、劇場入り口では、素敵な着物に身を包む俳優の奥様方がご贔屓筋に
ご挨拶をされています。これも、以前からテレビで観たりしてお楽しみの一つでした。
こちらは、染五郎さんの奥様。テレビで観るより美しかったですー。

夕食までの時間、ちょっと頭を冷やしに冷たいものを飲みに。

晴海通り沿いにある「GUCCI CAFE」、意外な穴場です。日曜の夕方でも空いていて、
800円の生ビールは大グラスたっぷりで、お得感ありです。これもSさん情報でした。
ガラガラの店内。

さて、喉も潤って、夕飯です。
いつもなら、ここでイタリアンですが、歌舞伎ということでこの日は和食系。
由布院の名宿「山荘 無量塔」がプロデュースする「方寸 Murata」。
実はお昼のお弁当が思いのほかボリューミーで、健啖家の皆さんも
さすがにお腹いっぱい。ワインとお野菜中心の軽いおつまみ類で
この日は締めました。





この他にあと二皿ほど。あ、じゅうぶんですか?(汗)
お店の印象は、まあまあという感じでしょうか。
多分、食材にはこだわっているのだと思います。
もう少しサービスに力を入れたら、落ち着いていて悪くないんだけど、、、。
この日は、Sさんには本当にお世話になりました。
最高の歌舞伎デビューができたこと、心から感謝いたします。
ありがとうございました。
京都レポの途中ですが、またまたちょっと寄り道です。
(すみません、今日は長い一日のレポで長いです)
先々週末、初の歌舞伎鑑賞を体験してきました。
この歳にして初めてっていう人も珍しいですよね。。。(恥)
ずっとずっと行きたかったのですが、行くなら何かのきっかけで
と思っていた私。
そうしたら、、、、現在の歌舞伎座が取り壊されるというでは
ありませんか。これはなんとしても行かねば!と思ったわけです。
そう思っていた矢先、イタリア料理教室のお仲間のSさんが
大の歌舞伎好きということがわかり、これは滅多にない絶好の
チャンス!とばかり、「連れて行ってー」とお願いしちゃいました。
そうとなったらSさん、凄いです。
行動が速い!!
あっという間に色々アレンジしてくれました。感謝。感謝。感謝。
事前に今回の演目についての説明などもしてくれ、準備万端?
当日の朝を、軽い興奮を覚えつつ迎えました。
メンバーはいつもの課外授業4人組です。
私ともう1人の歌舞伎初心者Wさん(←お若い)二人は、入場からSさんとご一緒
しましょうということになり、事前にSさんがリサーチしておいてくれた素敵な和カフェ
「銀座鳴神(なるかみ)」で待ち合わせ。

ここから歌舞伎座は目と鼻の先。Sさん、ぬかりありません。
当日は生憎の雨模様。ですが、さすがに昼の部の開場時間にはすごい人でした。

すでに最後の公演までのカウントダウンが始まっています。

昼の部の演目の中で、一番の注目は「女殺油地獄(おんなごろしあぶらじごく)」。

片岡仁左衛門さん主演。ちなみにSさんは仁左衛門さんの大ファン。
仁左衛門さんが、まだ片岡孝夫だった20歳の時に主演の与兵衛役を初演し、
それが高く評価され、出世芸となったそうです。
そんな与兵衛役ですが、今回の公演が一世一代、これを最後として、次代に譲ると
いう決断をされたそうです。そのため、仁左衛門さんファンならずとも必見の演目
だそうです。
こんな絵を見せられると、おお!日本の文化!!って気分が高まりますね。

入り口でイヤホンガイドのレンタルの手続きなど、Sさんに何から何まで幼稚園生
のごとく面倒を見てもらいながら入場するWさんと私。
お仲間のもう1人、Nさんとは席で待ち合わせ。これが私の席です。

ジャーン!前から8列目、ど真ん中の通路側。ヒャー!!

観るのには、もうサイコーの席です。Sさん、ご尽力に心から感謝いたします。
初歌舞伎がこんなことでいいのでしょうか。これは寝ている場合じゃないですね。(笑)
一応、双眼鏡も持ってきましたが、ここからですとかなり表情などもよく見えるので、
あまり使うこともありませんでした。それくらいの席でした。
途中、休憩が何度か入ります。その都度、館内の探検です。

こちらは、草履屋さん。ビックリ。こんなお店まであるんですね。セミオーダーみたいですよ。
私は、記念にハンカチタオルとSさんオススメの牛蒡せんべいを買って帰りました。
さて、一番長い休憩時間にはお楽しみのお昼ご飯です。
事前にSさんから色々なお昼が提案され、その中からじっくりHPなどを見てみんなで
選んだのは、銀座「うち山」の折詰弁当。ミシュラン一つ星のお店だそうですよ!

下に敷いたウサギの布は、お土産に買ったハンカチタオルです。
お店のHPの紹介では、「うち山定番の二段弁当です。うち山の
味の基本が詰まっています」だそうです。この薄味風のじゃこご飯
が決め手になり選ばれました。かなりなボリュームです。

これ、2500円なんですが、ほんとーに美味しかったです。
無花果の白みそ餡がけなど、どれもお弁当らしくないような薄味の
おかずがいろいろ入っていて、満足感が本当に高いです。超高級
料亭の高級弁当よりお値段は安く、断然オススメ。
ただし、こちらは当日、お店までピックアップに行かねばなりません。
Sさん、何から何までありがとうございます!!
お食後、館内探検の続きをするつもりでしたが、あまりのお弁当の
充実度に、あっという間にお昼時間は終了。
さて、お腹がいっぱいになって眠くならないでしょうか。。。
ここまでの段階で、尾上松緑と中村魁春の踊り(って言い方も素人
っぽいなー)と、松本幸四郎・市川染五郎・中村吉右衛門などが演ずる
「双蝶々曲輪日記・角力場」という歌舞伎が上演されました。
素人目にも、吉右衛門さんの渋くて上手い演技と、染五郎さんの独特な
ひ弱な男の演技がとても印象的で良かったです。
その後、中村福助と中村梅玉の「蝶の道行」という踊りがありました。
正直言いまして、これまで福助さんはあまりお顔も好みではなく、女形
というのが信じられなかったのですが、妙に色気がある方で、今回、
考えを改めました。なかなかすごい人でした。
さて、最後の休憩です。
今度は2階に行ってみましょう。
まず、目に飛び込んできたポスター。これから観る仁左衛門さんですね。

もちろん、Sさんはこのポスター、お持ちだそうです。
これを見ただけで、Sさんウットリ~。(笑)
この6月公演、もう一つの目玉は夜の部の四代目市川金太郎襲名初舞台。
2階では、お披露目に際し、市川金太郎展をやっていました。

染五郎さんの息子さんですね。テレビでもお披露目の様子を観ましたが、
すごくかわいらしいお顔立ち。さすが、篠山紀信さん撮影ですか!
初めてのサイン。やっぱり名門は、デビューからして扱いが違うのですね。

2階の通路の端から端まで、ずらりとお祝いの豪華な胡蝶蘭が並んでいました。

さてこの日の目玉、「女殺油地獄」。
ど初心者の私には多くは語れませんが、とにかく凄かったです。
仁左衛門さん、素晴しい!!!!
本当に、これが最後なのでしょうか、この役。
確かに23歳の役だそうですからご自分では無理を感じているのでしょう。
でも、でも、こんな私でもこの渾身の演技に凄みを感じ、どんどんと引き込まれて
行ってしまいました。
仁左衛門さんの息子さんである孝太郎さんの女形の演技も印象的でした。。
初歌舞伎で、こんなに素晴しい演技に出会えたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
興奮を押さえられないまま、歌舞伎座を後にしました。
あ、そうそう、劇場入り口では、素敵な着物に身を包む俳優の奥様方がご贔屓筋に
ご挨拶をされています。これも、以前からテレビで観たりしてお楽しみの一つでした。
こちらは、染五郎さんの奥様。テレビで観るより美しかったですー。

夕食までの時間、ちょっと頭を冷やしに冷たいものを飲みに。

晴海通り沿いにある「GUCCI CAFE」、意外な穴場です。日曜の夕方でも空いていて、
800円の生ビールは大グラスたっぷりで、お得感ありです。これもSさん情報でした。
ガラガラの店内。

さて、喉も潤って、夕飯です。
いつもなら、ここでイタリアンですが、歌舞伎ということでこの日は和食系。
由布院の名宿「山荘 無量塔」がプロデュースする「方寸 Murata」。
実はお昼のお弁当が思いのほかボリューミーで、健啖家の皆さんも
さすがにお腹いっぱい。ワインとお野菜中心の軽いおつまみ類で
この日は締めました。





この他にあと二皿ほど。あ、じゅうぶんですか?(汗)
お店の印象は、まあまあという感じでしょうか。
多分、食材にはこだわっているのだと思います。
もう少しサービスに力を入れたら、落ち着いていて悪くないんだけど、、、。
この日は、Sさんには本当にお世話になりました。
最高の歌舞伎デビューができたこと、心から感謝いたします。
ありがとうございました。