SONYの望遠ズーム75-300mmが壊れた話を先日した。
皆既月食を撮ろうとしたら、ズームリングが回らず、力ずくで回してみても
中身のレンズユニットは動かず、75mmに固定になっていた。
その後もあれこれいじるもダメだった。
このレンズは、ブログを読んでくれている方からもらったもの。
実はすべてのレンズで最も撮影枚数が多い。
サッカー、運動会、鉄道写真、ライブ、吹部の写真。
みんなこの頂き物のレンズで撮っていた。
じゃあ、もらう前はどうしてたかと言うと、ミノルタAPO100-300mmレンズを使っていて、
サッカーのグラウンドの砂埃が中に入って、ズーミングもフォーカスもできなくなったということがあり、
それをブログで書いたら、その方が見かねて75-300mmをくださったのだった。
この手のズームレンズが無いと死活問題なのである。
まず検討したのは以前も使っていたミノルタのAPO100-300mmのズームレンズ。
当時写りに定評があって、人気もあった。
しかしかなり古いので市場には中古しかなく、状態は1本1本違う。
このレンズはコーティングの色も複数あって、選ぶのは大変。
ただし5000円内外で買える。
新宿に探しに行ったが、中古カメラ市場にもたくさんあった。
ただし出してもらうのがちょっと大変な感じ。他のレンズも出さないといけないから。
APO100-300mmは望遠ズーム70-300mm（略称SAL75300)と比べると、全然違う写りだ。
APOはコッテリしていて、クラシカルな写り。しかし有難味のある印象的な写りで、
ボケも美しい。ただし、コントラストは緩めで、300mmでの描写がシャープでない。
SAL75300は特殊レンジはまったく使っていない普通のレンズだけの構成の割に、
シャープで300mmも解像度がある。
しかし色味は淡々としていて、印象を残す感じではない。
SAL75300の中古は12000円弱で、マップカメラにも2本あった。値段はネットと同じ。
ところがAmazonで新品のSONY銘柄が13000円で売っている。
残りは2本。
ということでポチッと押した。
翌朝には到着したのだった。
前のSAL75300と描写も何ら変わらず。
さて、しかしAPOも捨てがたく、中には3000円ぐらいのものもネットで見かけるので、
安くて程度が良さそうなら買おうかとも思っている。
2本は全然違う描写だから撮るもので変えることができるのだ。
新品が届いた。
レンズって、高級なものは10万円とか最近では20万円も30万円もする。
それに比べると新品で13000円は超お買い得である。
私はこれで十分。
シリアルナンバーの記録のため。
そういえば、前のSAL75300はキャップを無くしてタムロンのを付けていたんだなあ。
前のレンズは動かないけれど、記念に取っておく。
SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 （Model A09） （LA-EA4経由）
