結局、イビデン社員しか通れない踏切には後で気が付き、
つぎの桑名行きを待つ間にホームから東急7700系を撮る。
こんな日が来るとは誰も思ってみなかった。
東急の中古営業のパワーはすさまじい。
あとは京王かな。
近々に走り始める予定の東急池上線多摩川線出身の7700系。
元々の7000系のデビューは1960年代。
もう廃車と思いきや、改造されてVVVFインバーターにも換装されているので、
これから30年も使うとか。
鋼鉄の近鉄車と違い、軽量のステンレスの東急車で省エネというわけだ。
実質の運営は近鉄が行っているので、伊賀鉄道で東急車を採用した経験から、違和感は無いのであろう。
ラビットカラーとステンレス車。
まあ個人的には鋼鉄製が好きなんだけどね。
近鉄車は日本の中でも最も重い部類だから仕方が無い。
もはや保存すべきレベル。
西大垣の素晴らしい1時間が終わる。
これに乗って桑名を目指す。
おっと、発車の前にすれ違い。
なんと、やっと来たセンロクカラー。
1960年頃の近鉄高性能車の証。
幌がブリブリに付いて無いとイメージが違っちゃうけどね。
こうやってみると1067mmだなあ。
当たり前だけど。
青柳と書いて「やなぎ」と読む。
難読というかなんというか。
養老線と言えども、支援システムはいろいろ付いてるんだな。
近鉄はそういうのは得意だしね。
しかし大垣以南はかなりローカル。
揖斐方面の方が利用者多い。
大いなる勘違い。
御池岳なのかな?
ちょっと三重県の山は不案内である。
養老駅だからさっきの山は養老山?!?!?
だんだん伊勢湾に近づいてくる。
乗客は途中2名だったが、一気に増えてきた。
これが大近鉄だったんだなあ。
しみじみだ。
これが有名な東方信号場だ。
近鉄の塩浜工場に行く際、台車を標準軌から広軌に履き替える場所だ。
南大阪線が五位堂検修車庫に行く時に、橿原神宮前で台車を履き替えるのと同じ。
写真の奥には広軌の線路があり、ずっと桑名駅付近まで伸びて、名古屋線にドッキングしている。
こういうところは近鉄の醍醐味だ。
ちなみに東方は「とうほう」ではなく「ひがしかた」であり、町名である。
整備場は桑名駅の西方にあるしね。
桑名駅周辺は大規模に改造中。
なんだか海老名駅みたいな感じ。
養老鉄道の終点は1本1ホームなんである。
以前よりも大垣側に停まることになった。
隣は近鉄名古屋線。
桑名駅にはJRもあり、意外にややこしい。
近鉄、養老鉄道、JR、三岐鉄道北勢線がある。
中間改札がなんだか面白いでしょ。
JRと近鉄の乗り換えの人だけタッチ。
私は三岐鉄道北勢線に行く人だからノータッチ。
東口のバスターミナルにて。
いすゞキュービック+富士7EのQ尺車です。1999年秋に導入のエアサス車。
三重交通は近鉄グループのバス会社。
他にタクシーやホテル経営なども行っている。
これから乗る三岐鉄道北勢線はもともとは三重交通だったのだが、近鉄になり、三岐鉄道になった。
さて、ナローゲージ762mmに乗るよ。
(つづき)
SONY α7Ⅱ、TAMRON AF 28-75mm F/2.8 (Model A09) (LA-EA4経由)
AF4.5-5.6/75-300mm(LA-EA4経由)