我が家の下の古本屋で200円で買った。
恐らく20代から30代前半で読んだ。
61歳になった今、読んでどう思うのかという思いもあり買った。
18編の短編集だ。
1981年4月から83年3月に「トレフル」という書店で売られていない雑誌に掲載された短編だそうだ。
結論から言えば、非常に面白く、ワクワクさせられた。
きっと20代の頃よりもだ。
いきなり村上春樹節が炸裂しているし、お洒落さが鼻につくほどだったりもするし、
海外の小説を翻訳してるような書きぶりだが、それでも面白い。
最近の村上春樹と大きくは変わらないが、かなりシャープな印象がある。
最後に掲載されている「図書館奇譚」だけは6回に渡る短編だったようだが、
ワクワク、ドキドキした。
ちょうどピンク・フロイドのThe Dark Side of The Moonを聴いてたしね(笑)。
たとえ61歳でもお勧め。