初めて読んだ田中兆子。
私の3歳下の作家だけど、小説を書き始めたのは40歳過ぎてからだそうだ。
「日常と異常の狭間に佇む七人の女性たち。」と帯にあるように不思議な女性が主役の短編7話。
【収録作】歓びのテレーズ / 薄紅色の母 / 匂盗人 / 六本指のトミー / 片脚 / あなたの惑星 / 私のことならほっといて
この作家は新潮から3冊出しているのだが、まだ寡作で、たくさん読みたい人になってしまった。
とにかく惹きつけられる。
一気に読んでしまった。
普通の生活なのに何かがすごく変わっていて、少し超常現象やSFミステリーっぽかったりもするが、
普通と隣り合わせの描写がすごい。
クチコミを見ると評価がすごく低かったりもするが、それが不思議。
こんなすごい作家ってなかなか居ないと思う。
世間にとらわれず書きたい小説を書いている感じもあって、怖いけど清々しいw。
お勧め。
もう1冊買ってしまった。
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