SAILIN' SHOES

デジタル一眼、ライカ等でのスナップ写真や、カメラ、音楽、鉄道・車、子育ての日々雑感です。

私のことならほっといて / 田中兆子

2022-12-04 | 読書感想

初めて読んだ田中兆子。

私の3歳下の作家だけど、小説を書き始めたのは40歳過ぎてからだそうだ。

「日常と異常の狭間に佇む七人の女性たち。」と帯にあるように不思議な女性が主役の短編7話。

【収録作】歓びのテレーズ / 薄紅色の母 / 匂盗人 / 六本指のトミー / 片脚 / あなたの惑星 / 私のことならほっといて

この作家は新潮から3冊出しているのだが、まだ寡作で、たくさん読みたい人になってしまった。

とにかく惹きつけられる。

一気に読んでしまった。

普通の生活なのに何かがすごく変わっていて、少し超常現象やSFミステリーっぽかったりもするが、

普通と隣り合わせの描写がすごい。

クチコミを見ると評価がすごく低かったりもするが、それが不思議。

こんなすごい作家ってなかなか居ないと思う。

世間にとらわれず書きたい小説を書いている感じもあって、怖いけど清々しいw。

お勧め。

もう1冊買ってしまった。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 先日、8500系8637Fに乗った。 | トップ | 等々力不動尊、都立園芸高校 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

読書感想」カテゴリの最新記事