Canon New FD 28mm/f2.0 はずっと前から気になっていた28mmのレンズ。
1979年6月発売のマニュアルフォースレンズで、9群10枚、最短撮影距離0.3m。アタッチメントはφ52mmねじ込み。
なぜ欲しかったかと言うと、澤村徹さんがどこかの本で絶賛していたからだ。
その絶賛の内容は本が見当たらないからそのままは書けないけれど、F2.8に比べて爽やかな描写だということだった。
その本のための数十本のレンズの中で最も印象に残った。とも書いていた。
それからずっと気になっていたが、なかなか出物が無かった。
綺麗なものは2万円ぐらいするし、安いものはキヤノンに多く見られるように曇りが多いのだ。
今回たまたまヤフオクで見つけたものは約1万円で、元箱付きの極上とのこと。
Tカードのポイントが使えるので、送料込みで7000円で購入できた。
α7Ⅱに装着するにはマウントアダプターが必要だが、安くて評判の良いK&Fにした。
こちらはなんと1900円台。
水曜日の今日は休みをもらっていた。
レンズとアダプタ―が宅配便で届く日なのだ。
それを持って出掛けようという算段。
昼過ぎに宅配便来る。
ウキウキしながら装着して外出。
最初は困ったのだ。
なぜなら、どうやっても開放のF2.0 にしかならない。
マウント変更だと、そういうレンズもあるので、諦めるのかと思った。
晴れていたので、8000分の1秒よりも速いSSを求められてしまう。
被写体を諦めるのか。
レンズを外していじりまくるのだが、どうも絞りが中間の状態。
もしかしたらF5.6ぐらいで固定されているのか・・・
でも写真を見ると、開放にも思える。
頭が混乱。
そして悪いことに、α7Ⅱのモニターが写らない病を併発。
センサーが外の明るさにでも反応するのか??
しかたなくEVFを覗き込み写真を見る。
傍から見れば変な人。
何回もマウントアダプターやレンズを外して検討するが、
絞りが動かない。
ある時、力を込めてレンズを回すと、奥まで回った感あり。
絞りを覗き込むと動く!!!
これで絞りが調節できる。
一日を試写で過ごし、帰ってからその28mmレンズやマウントアダプターを
タムロンA09で撮影していたら、なんと、マウントアダプタ―側にも
絞り機能が付いていて、レンズの絞りをf22にして、その輪を回すと、
そちらでも絞りが調節できることが判った。
どう見ても着脱用のリングにしか見えないのに、絞りを兼ねていたのか!
2000円もしないマウントアダプターなので、そこまで期待もしていなかったのに、
実は凝っていたし、作りもしっかりしていた。
さて、明日からまたすべてを理解しての撮り直しである。
ああ、楽しい楽しい。
SONY α7Ⅱ、TAMRON SP AF 28-75mm F/2.8 XR Di LD Aspherical [IF] MACRO (Model A09) (LA-EA4経由)