『 屯渓 ( とんけい ) の街並み 』 宿泊したホテルの窓より。
フォトエッセイ ― 第九話 ― 山水画の世界の旅をする ②
頂上付近にある外国人向けのホテルや、中国人の泊まる山小屋への 食料や雑貨の運搬は、もちろん人力で行います。 ゴッツイ体の男たちが大きな荷物をかついで、石の階段を登ります。
また、観光客を 竹で組んだヤグラに乗せて、運んでくれる人たちもいます。 国から許可されている人と、モグリの人と。
カゴに乗ってくれる客がいないと、年配の観光客に目をつけ、登り坂にさしかかるたびに誘いかけます。 そのほか、手荷物を運んでくれる人もいて、観光客にうっとうしくまとわり付きます。
添乗員が教えてくれた言葉。
「 いらない 」 = 不要 ( プヨゥ )
けれど、ヘラヘラ笑いながら 「 プヨゥ 」 なんて手を振っても、まだスジがあると見て、しつこく付いてきます。 今日の天気はくもり空。 ときどきキリが舞いあがり・・・って、それよりも、付きまとう 得体の知れない男たちのために、重苦しい空気が ずっと流れていました。
翌日は朝から晴天。 清涼台からの日の出もまあまあで、「 ついてるじゃん 」 と思ったのも束の間。 数日後に シンガポールの大統領が 黄山を訪れる事になったとかで、ロープウエイの総点検をするため、今日のお昼には 黄山を降りなければならないといいます。
本来はこの黄山で2泊することになっていましたので、今日は遊歩道をのんきに散策するつもりでした。 まあ、どんなハプニングが起きても、楽しい中国旅行ですから・・・。
『 いけんの集落 』 黄山からバスで半日以上は走ったでしょうか。 山村の夕暮れの風景です。 村の入り口の門をくぐり、広場へ。 石畳が迷路のように延び、家々に続いています。
中学生くらいの女の子が、村のガイド役をこなしていました。
ゆったりとした時の流れを感じます。
< 写真 および本文の 無断転載を 堅くお断りいたします >
フォトエッセイ ― 第九話 ― 山水画の世界の旅をする ②
頂上付近にある外国人向けのホテルや、中国人の泊まる山小屋への 食料や雑貨の運搬は、もちろん人力で行います。 ゴッツイ体の男たちが大きな荷物をかついで、石の階段を登ります。
また、観光客を 竹で組んだヤグラに乗せて、運んでくれる人たちもいます。 国から許可されている人と、モグリの人と。
カゴに乗ってくれる客がいないと、年配の観光客に目をつけ、登り坂にさしかかるたびに誘いかけます。 そのほか、手荷物を運んでくれる人もいて、観光客にうっとうしくまとわり付きます。
添乗員が教えてくれた言葉。
「 いらない 」 = 不要 ( プヨゥ )
けれど、ヘラヘラ笑いながら 「 プヨゥ 」 なんて手を振っても、まだスジがあると見て、しつこく付いてきます。 今日の天気はくもり空。 ときどきキリが舞いあがり・・・って、それよりも、付きまとう 得体の知れない男たちのために、重苦しい空気が ずっと流れていました。
翌日は朝から晴天。 清涼台からの日の出もまあまあで、「 ついてるじゃん 」 と思ったのも束の間。 数日後に シンガポールの大統領が 黄山を訪れる事になったとかで、ロープウエイの総点検をするため、今日のお昼には 黄山を降りなければならないといいます。
本来はこの黄山で2泊することになっていましたので、今日は遊歩道をのんきに散策するつもりでした。 まあ、どんなハプニングが起きても、楽しい中国旅行ですから・・・。
『 いけんの集落 』 黄山からバスで半日以上は走ったでしょうか。 山村の夕暮れの風景です。 村の入り口の門をくぐり、広場へ。 石畳が迷路のように延び、家々に続いています。
中学生くらいの女の子が、村のガイド役をこなしていました。
ゆったりとした時の流れを感じます。
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