イス席から畳の部屋に衣替え

窓の外は稲穂の黄金。
和室の宴会が急に参加者が増え、入りきらなくなってしまった。
イス席の部屋は全部たたみ席に替えられるけど、重労働が待っている。
イスとテーブルを地下に下ろし、畳と座卓をあげないと部屋は出来ない。
昨日は大きな部屋を作った。
焼魚は新サンマにしたらもう食べつけているから残した人もいる。
鮮度のいい鱈は好評、ぷりぷりの美味そうな身だった。
前の日、バイト希望の青年が来た。
板長が休みの上、予約と食事客。
てんてこ舞いの面接をしたら、くる時間になっても音信不通。
きっと不安を感じて取りやめたのだろう。
連絡もしないような人が来ても後が大変かと心の中で慰めている。
市場に行く道の花は秋の花に様変わり。
おいしそうな実にトマトが赤くさっと照りだした光に朝露と一緒に赤く輝いておいしそうに下がってる。
帰ってこだわりのトマトジュースの栓を開けて飲んだ。
でもあの朝露に濡れたトマトが食べたいと思った。
雲が少なくなって、大沢川にも透き通るような光が注いで、覗けばヒレの横が黄色くなってる鮎が盛んにコケを食んでいる。


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