深夜1時半ごろに隣の部屋で寝ていた母だと思える足音がトイレに向かっていました。実家に居る時は寝ていてもちょっとの物音で目が醒めてしまいます。で様子を窺っていたのですが、何分経っても出てくる気配がありませんでした。ひょっとしたら母ではなくて父なのかな、と思い直していたのです。何故かと言うと父はこの1週間便通がなくてここ2,3日は夕食後に普段より多めの下剤を飲ませていたのです。なので便意を催した父かも、と思った次第です。そして起き上がって私はトイレに様子を見に行きました。
すると父ではなくやはり母でした。そして「出血が凄いの。」と言う声。黒っぽいかなり纏まった下血でした。オムツやパジャマを着替えさせベッドシーツも替えました。母は大腸に憩室が沢山出来ていて時々その憩室が破れて下血する時があるのです。確か去年はなかったのですが、一昨年は半年間で3回も下血することがあってその都度1週間程度の入院をしています。初めての時は私もビックリして救急車を呼んだりしていたのですが、4回目ともなると落ち着いて対処出来る様になりました。
救急車は呼ばずに一昨年も入院している掛かりつけの病院へまず電話をして深夜に連れて行って入院することが出来るかどうか確認したのです。すると夜間の対応の方が病棟の看護師さんに聞いてくれたのですが、生憎満床とのこと。そして「今直ぐの入院はできないけれど朝9時以降に連れてきてくれればその時点で調整して入院出来るかもしれない。」と言う返事でした。救急車を呼んでその時点でベッドの空きがある病院へ連れていってもらうのも選択肢の一つですが、初めての病院では、また遠い病院へ回されてしまったりすと面倒です。それよりも母のことを良く知ってくれている掛かりつけのこの病院で何とかしてもらった方が得策だろうと考えました。母も下血後は取り敢えず落ち着いているとのことなので朝まで待って様子見にしました。
すると2時10分です。今度は父がトイレへ行って出てきません。そしてかなりの臭いが。1週間振りの便通です。様子を見に行ったら間に合わなかった様で修羅場です。お風呂へ連れて行き身体を洗いパジャマを着替えさせたりの処理をする羽目に。深夜でしたが洗濯機も回しました。
一方その後の母ですが3時半にも多めの鮮血。3時50分と5時40分にはそれぞれ少量の下血がありました。しかし本人は腹が痛いということもないそうで「大丈夫だよ。」と落ち着いていました。本人が落ち着いてくれていると大変助かります。
朝食ですが母は大腸を空にしないといけないので食事は抜き。父と私の分だけ用意。そして母が服用している薬ですが血液サラサラの薬「バイアスピリン」は抜いてそれ以外を飲ませました。
さて、今日は両親共にデイサービスの日でしたが、母は休みの連絡。そして父は迎えの車が8時20分前後には来るので父を送り出した後に直ぐ母を病院へ連れていくことにしました。
父を迎えの車に乗せて家の中へ戻ると母はまたトイレにいました。5回目の下血で少量とのこと。
病院到着は8時40分。受付の事務員さんと看護師さんに深夜に電話を入れてあること、病状を説明し、取り敢えず母を処置室のベッドで寝かせて欲しい旨依頼。その後9時半ごろにやっとCT検査と採血。10時半ごろに担当の先生から説明あり入院が決まりました。そして月曜日に大腸の内視鏡検査の空きがなく、火曜日になるそうで入院期間は1週間。しかし現在は個室しか空きがないとのことで大部屋へは入れず。差額ベッド代が一泊16500円だそう。ヒエー、ですが今更他の病院へ行く訳にもいかず了承するしかありません。2,3日で大部屋に空きが出れば移動を希望と伝えました。
しかし現在看護師さん達の人出不足なのかその後一向に病室へ移動することがなく延々と待たされ、病室に入ったのは12時半を過ぎていました。
普段服用している薬は入院した病院で処方されているので薬を持って行く必要はないのですが、眼科の薬は別の病院のものなので帰宅後急いで昼食を食べてまた病院へ点眼薬を持って行きました。次回は最初からこれも持参しないといけませんね。
深夜から何だかんだと戦場のような時間と長時間待合で待たされるという踏んだり蹴ったりの厄日となりました。今夜は父一人でトイレの心配もないでしょうから昨夜の分を取り戻す様にしっかり寝ることにします。