大峰正楓の小説・日々の出来事・日々の恐怖

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日々の恐怖 7月5日 金色の魚

2014-07-05 21:21:46 | B,日々の恐怖



       日々の恐怖 7月5日 金色の魚



 4ヶ月前、ちょっとした出来事で思い出した不思議な思い出です。
ずっと小さい頃の幻覚だと思っていました。
 4歳くらいから10歳くらいまでの小さい頃、熱が出たり夜中に起きたりしたときに、金色の魚が空中をゆっくり漂っているのを、よく見かけました。
凄くグロテスクな魚なんですが、長い帯状で金色に輝いていて、凄く綺麗だったのを覚えています。
 その魚は私の周りを、ゆっくり囲むように泳いでいくんですが、その魚が現れると周りの空気が変わるって言うか、重くなるような感覚があるんです。
耳もちょっと詰まった感じになります。
 小さいときに見たからなのか、不思議と恐怖心は全然なくて、私は何故かその魚の事を、キンピラって呼んでいました。
 最後に、キンピラを見たときの事です。
風邪の熱でボーっとしてその魚を眺めていたら、いきなり口に入ってきて凄く焦りました。
 しばらくしたら出てくるかもってじーっとしてたら胃の中で暴れまくって、暴れてる内に、私の胃の中で気泡みたいなものに変わりました。
そして、勢い良く体内を廻った後、体中の毛穴から散っていく感覚がしました。
その後はキンピラを見なくなりました。

 大きくなって、キンピラの事は幻だと思ってたし、長い間忘れていました。
4ヶ月前に、友達の薦めでヒーリングに行った時の事です。
私の周りの空気がずんっと重くなる感覚があり、そのとき初めてキンピラの事を思い出しました。

“ ああ、これって、あの感じだ・・・。”

目は閉じていたので何も見えなかったんですが、キンピラの気配はしました。
 ヒーリング後、ヒーラーの方から、

「 あなたの周りを、金色の帯状のものが、ゆっくりと浮遊しているのが見える。」

って言われて、初めて、

“ ああ、あれって幻じゃなかったんだ・・・。”

って思ってしまいました。 
 なんだろうと思って、

「 それって、なんですか?」

と聞いてみました。
しかし、ヒーラーの方も、その金色に漂っているものが何なのか判らなかったみたいです。
まあ、しかし、悪いものでは無いようだとは言っていました。
 それから後はキンピラは一度も見ていないし、気配も感じません。
その正体って、判る方いますか?












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