日々の恐怖 5月20日 丹光(2)
その後、義両親へのご挨拶をなんとかすませ半月が経った頃です。
夜真っ暗な部屋で寝ていると、頭上の方でとても眩しい真っ白い光を感じました。
まぶたを閉じた上からこんなに強い光を感じるのは太陽かなと思ったほどで、びっくりして飛び起きました。
先ほど記述した通り、部屋は真っ暗、窓は頭上の方角にありませんし、遮光カーテンもかかってます、何より深夜です。
ベッド頭上方向には光を発生させるような器具はありません。
が、ひとつだけ目と鼻の先のすぐ近くに物がおいてありました。
神社でいただいた破魔の矢を飾っていたのです。
その時、ああ、きっと神様が見守っててくれたんだなぁ、と察しました。
睡眠から覚醒してまぶたを開けたあとは、それ以上の特別な何かは何も感じ取れず、光を観測できただけで奇跡なのでしょう。
きっと破魔の矢が神様のアンテナのような役割となって、光がここに降りてきてくれたのではないかなって推察してます。
その場でお礼の言葉と後日お礼参りに向かいますと、破魔の矢に向かいお礼を念じつつベッドに戻ったのですが、あの時、自分にもし特別な霊感や修行を積んでいたら、100万円ぐらいの大金を貢いでたら、あの場面で神様の姿や声まで聴けたりしたんだろうか、なんて余計なことまで考えたりしてしまいました。
一言で表すと、光源無い部屋で目が覚めるくらい強い光を感じた、で済むのですが、当時の個人的な状況と考察を交えて話させてもらいました。
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