国立感染症研究所は2月1日、最新の1週間(1月21日~27日)に全国の医療機関を受診したインフルエンザ患者が推計で214万人(前週から74万人増加)と発表した。
感染研によると、患者の大半は昨シーズンに続きAH3亜型(A香港型)のウイルス。患者数は、5~9歳:約35万人(16.4%)、10~14歳:約30万人(14.0%)、30代:約26万人(12.1%)、0~4歳:約25万人(11.7%)、40代:約23万人(10.7%)、20代:約20万人(9.3%)の順となっている。
全国約5千カ所の医療機関を受診した平均患者数は、最新の1週間で警報レベルの”30人”を超える36.44人で、前週の22.58人と6週連続で増加した。警報レベルに入ったのは44都道府県。都道府県では、新潟県(53.81)、千葉県(53.22)、長崎県(50.91)、埼玉県(49.53)、愛知県(46.65)、福岡県(45.74)、福島県(45.41)、神奈川県(41.69)、東京都(41.29)、茨城県(41.25)、愛媛県(40.46)が多くなっている。
明日(2月3日)は節分。お店に行ったら「祈祷済」の豆を福豆として売っていた。手軽で良いが、手作りの方が行事感が出ると思うが。
節分とは「季節の分かれ」を意味するもので、本来は四節(立春(本年は2月4日)・立夏・立秋・立冬)の前日である。この節分が特に立春の前日だけとなったのは、冬から春になる時期(立春)を年境とすると前日は大晦日となる、と考えられていたから。
この節分での「豆まき」の行事は、追儺(ついな)と呼ばれる中国からの風習である。日本では平安時代頃から行われる宮廷での年中行事で、近代にこの行事が庶民に採り入れられた。
「豆まき」を行うのは、季節の変わり目には邪気が入り易いと考え、その邪気を払うためとの事。豆を使うのは、まめ(魔・滅)→魔(悪い鬼)を滅する、などの説がある。