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糖尿病患者、運動で死亡リスク半減

2013-02-27 | 健康・病気

 糖尿病とは尿中に糖が排出される病気である。ザックリ言ってしまえば、「血液中のブドウ糖濃度(血糖値、血糖)が、ホルモン(インスリンなど)調節機構が破綻して異常に増加し、尿中に糖が排出される」ものである。調節機構の破綻の様式の違いによって1型と2型があるが、多くの患者は肥満などを原因とする血糖値のコントロールができない2型である。
 「糖尿病患者、運動で死亡リスク半減」は、厚生労働省研究班(代表、曽根博仁新潟大教授)がまとめた(論文は、欧州糖尿病学会誌(電子版)に2月25日に掲載)。
 研究班は、全国59の医療機関の2型糖尿病患者(40歳~70歳)1700人余りを対象とし、仕事や日常生活以外での1週間の運動量が多い順に3群に分け、脳卒中・心筋梗塞などの発生率や死亡率などを8年間追跡調査した。これによると、運動量が最も多い群(1日平均約70分速足(時速6km)で歩く運動量)の患者の死亡リスクは、ほとんど運動しない最小群を1.0とすると、0.47倍で、脳卒中は0.57倍だった。心臓病は両群で統計的に大きな差はなかった。
 曽根教授は「運動は血糖値やコレステロール値の改善以外に、心理的ストレスを軽減している可能性がある。患者さんの取り組みをもっと支援するべきだ」との事。
 ◆患者調査(平成23年、厚生労働省)
 高血圧性疾患               906万7,000人
 糖尿病                      270万人
     (予備軍も含めると、推計2210万人)
 高脂血症                   188万6,000人
 心疾患(高血圧性のものを除く)  161万2,000人
 悪性新生物                 152万6,000人
 脳血管疾患                 123万5,000人
 ◆糖尿病による年間死亡数(2011年人口動態統計、厚生労働省)
 糖尿病が原因で死亡した人の数
    男性7,738人  女性6,926人

 

 今日は曇り。風は強くなく、気温も少し上がったから寒さを感じない。でもまだ融けなかった雪が残っている。
 街路の植え込みのクチナシにまだ実が付いて残っている。今時分は鳥に食べられてもうない・・食べ残しかな。果実は、先端に刺状のもの(萼片のなごり)が6本付き、側面に刺につながる様に角(かど)が出ている。熟しても割れたり弾けたりしない。名(クチナシ)の由来は、「口無:果実が熟しても割れない・・口が無い」説、「口梨:果実の先端に残る刺(萼片)を鳥の嘴に見立て、果実を梨に見立て、口のある梨」説などがある。因みに、橙色の果実(山梔子:さんしし)は薬用・染料として使われ、食品の着色料(黄色)に使われる。

Kutinasi302271  クチナシ(梔子、巵子、支子)
アカネ科クチナシ属
常緑低木
丈は0.5m~3m
開花時期は6月~7月
花径は数cm
花は強い芳香を出す
花色は初め純白、次第に乳白色になる
一重と八重咲きの品種があり、八重は果実ができない


Kutinasi302272 Kutinasi302273