今日(2月11日)は建国記念の日である。建国記念日ではない。昭和41年(西暦1966年)から国民の祝日になった。記念の日とは、建国された事を記念する日であると言う。
2月11日はかつての紀元節(きげんせつ)である。紀元節は日本書紀が伝える神武天皇の即位日(辛酉年春正月、庚辰朔)で旧暦の1月1日である。明治政府は当初(明治5年11月15日)に新暦に直して1月29日を即位日(紀元節)としたが、翌年の明治6年10月14日に神武天皇即位日を定め直して2月11日を紀元節とした。
話題を変えて
先日(2月9日)の新聞報道で、「大日本印刷は偽造が極めて困難なインクをベンチャー企業と共同開発し、月内にも実用化」とあった。このインクは、特殊な成分を持つ人工DNAを混ぜるもので、インクの複製が事実上不可能になり、偽物との区別が容易になると言う。金券や機密文書だけでなく、商品に付けるタグ類やブランド名の印刷など幅広い用途を見込むとの事。このDNAインクの真偽の判断には専用の解析装置を使い、記録していおいた分子の構造などと照合し、3~4時間で判断できると言う。
2010年7月8日の新聞では、長浜バイオ大の大島淳教授(遺伝子工学)が日本大との共同研究で、「DNAインク鑑定の大幅時間短縮技術」を開発したとあった。DNAインクの鑑定は、合成DNA混入インクと検出用試薬に特殊な蛍光物質を含ませ、両者の塩基配列が一致した場合だけ発光する。この技術では印刷物などを破損することなく、1~2分程度で鑑定できるとの事。
今日の天気は、晴れ、曇り、雪と変化が大きい。でも気温は最高気温2℃と風もあり、とても寒い。
いつもの散歩道で、塀の上で見えたロウバイが咲いていた。昨年も2月の初め頃で、寒い季節の1月~2月に花を付け、梅に先がけて咲く花だ。・・早く暖かくなって欲しい。
ロウバイの基本種は、花の中心部が赤褐色で、外側は黄色。このロウバイは花全体が黄色のソシンロウバイ(素心蝋梅)だ。よく見かけるロウバイはこのソシンロウバイが多い。花びらは蝋細工・飴細工の様な黄色い厚手である。名(ロウバイ:蝋梅)の由来は、「蝋細工の様な梅に似た花」説、「花色が蜜蝋(みつろう)に似ている」説がある。因みに、寒い雪の中でもに咲く「雪中の四花」とは蝋梅・水仙・梅・寒椿との事。
ロウバイ(蝋梅)
別名:唐蝋梅(とうろうばい)
唐梅(とうばい、からうめ)
(英)ウインタースイート
ロウバイ科ロウバイ属
落葉低木
丈は2m~4m
中国原産、17世紀頃に渡来
開花時期は1月~3月
花径は2cmほど、花色は黄色