先日(2月15日)の「ロシアのウラル地方上空で2月15日朝に隕石(いんせき)が爆発し、爆風で家屋4500棟の窓ガラスが割れ、約1200名が負傷」には驚いた。
隕石は推定で大きさ17m・重さ1万トン・時速6万5千kmで浅い角度で大気圏に突入した。この隕石での爆発エネルギーは約500キロトン(TNT火薬換算、小型の核兵器並み)と推測している。この様な出来事は、100年に1度との事。100年前の1908年にはシベリア上空で推定直径50mの隕石が爆発し、約2000平方kmの森林の木が倒れた。直径100mともなると、一つの都市が壊滅する様なエナルギーが発生する・・確率は数千~数万年と言われる。ホントに”杞憂(きゆう)”であれば良いけど。因みに、中生代白亜紀末(約6500万年前)の恐竜絶滅の原因となった小惑星(巨大隕石)の大きさは直径10km・衝突エネルギーは1億(メガトン、TNT火薬換算)と推測されている。
古生代三畳紀後期(約2億~2億3700万年前)には幾度かの生物絶滅イベントが知られている。
鹿児島大学・東北大学・茨城大学・首都大学東京・日本原子力研究開発機構の研究グループは、岐阜県坂祝さかほぎ町の木曽川河床から採取された岩石試料を、ICP質量分析装置・多重ガンマ線検出装置等で分析し、「今から約2億1500万年前の三畳紀後期に巨大な隕石衝突が起こった証拠を発見した」との事。本成果は11月5日の週に米国科学アカデミー紀要(オンライン版)で発表。
分析で、地球の表層にほとんどなく、隕石に特有のイリジウムなど6種類の白金属元素を異常な高濃度で検出した。また白亜紀末の地層での特殊な鉱物も含まれており、隕石衝突で巻き上がったものが降り積もったと分析した。チャートに含まれる微化石から約2億1500万年前と判明。約2億1500万年前には、北米付近でアンモナイトや哺乳類型は虫類などの大規模絶滅が起きた時期で、その原因として、巨大隕石が衝突と考えられていたが立証できなかった。本研究は隕石衝突の明らかな証拠を世界で初めて発見したとの事。
昨日からの雪がまだ残っている。雪が残った道を歩いていたらお寺への階段の横に植えられているシュロが数本見えた。トウジュロと見える。トウジュロはワジュロと同種とする説もあるようにほとんど同じで、ワジュロとトウジュロの間に雑種を作ることできるとの事。この雑種は、アイジュロ(合い棕櫚)とかワトウジュロ(和唐棕櫚)と呼ばれると言う。
トウジュロとワジュロの違いは、トウジュロは葉面が小さくて組織が固く葉の軸も短い、ワジュロは葉の先端が下垂するがトウジュロは下垂しない(団扇の様)ことで区別する・・との事。
トウジュロ(唐棕櫚)
ヤシ科シュロ属
常緑耐寒性高木
雌雄異株
原産地は中国、元禄初期(17世紀)に渡来した帰化植物
樹高は3m~7m
開花時期は4月~6月