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肝臓がんは遺伝子変異で6分類され、 生存率・治療後経過などに大差

2016-04-18 | 医学
 国立がん研究センターと理化学研究所などの共同研究グループの発表(4月12日)。
 「肝臓がんは、がん細胞のゲノム(全遺伝情報)変異によって6分類でき、それぞれ生存率や治療後の経過などに大きな差があることが分かった。」この分類の活用は、肝臓がんの診断、治療、治療開始後の経過観察方針決定などに役立つと期待される。
 共同研究グループは、日本人の患者300人のがん細胞のゲノムを、「次世代シーケンサー」と呼ばれる最新鋭装置等で解析し比較した。解析したDNAの塩基配列データは70兆。
 これにより、肝臓がんの発症に関連する新たな遺伝子変異が10以上見つかり、1つのがん組織中のゲノム異常は平均約1万もあることが分かり、これらを基に肝臓がんを6分類できることも分かった。具体的な違いの例として、ある遺伝子に変異がある患者の8割は、最初の治療後から5年経過しても再発や転移が起きていなかった。しかし別の遺伝子に変異がある患者は全員が再発し転移も見られた。また、がん抑制遺伝子の「TP53」に異常があると治療後の経過(予後)が悪く、5年生存率も低かった。生存率について5年生存率を見ると、6分類ごとに約80~0%もの大きな差があることが分かった、と言う。これにより、今回発見の遺伝子変異を標的にした薬の開発が期待される。
 ◆肝臓がん
 肝臓がんは、年間約4万人が診断され、3万人以上が亡くなっている。日本における部位別がん死亡者数で、男性では3位、女性では6位となっている。
 主な原因は、肝炎ウイルスの持続感染であり、慢性肝炎発症から肝硬変を経ると、高い確率で肝臓がんを発症する。発症要因は、B型肝炎ウイルス(HBV)またはC型肝炎ウイルス(HCV)の感染、アルコール摂取などがあり、日本の肝臓がんの主要因はHCV感染が約60%を占めている。発生頻度は世界各地域で異なり、欧米では、HCV感染に加えて、アルコール性肝障害や肥満でみられる脂肪性肝障害からの肝臓がんも多い傾向にある。

 今日は晴れて良い天気。気温も最高気温20℃と暖かい、薄い上着でいいかな。
 熊本ではまだまだ地震が収まらない・・早く終息して欲しい。願うのみ。
 散歩道沿いの小さなお庭で、”ハナニラ”が咲いていた。星形の花が可愛く、白色や淡青色なので清楚な感じがする。葉を千切ってみると韮(にら)の匂いがする。野菜の韮と同じ科だが属(野菜のニラはネギ属)が違い、花の姿も大きく違う。名(花韮 :はなにら)の由来は、可愛い花を付ける韮に似た葉からと言う。
 別名には、イフェイオン(Ipheion)、スプリングスターフラワー(Spring star flower)、セイヨウアマナ(西洋甘菜) があり、ベツレヘムの星・ダビデの星と呼ばれる事もある。
 ハナニラ(花韮)
 別名:西洋甘菜(せいようあまな)、イエイオン、英:Spring star flower
 ユリ科(ヒガンバナ科)イフェイオン属
 球根性多年草
 原産地は南米(アルゼンチン)
 明治時代に園芸植物として導入
 開花時期は2月~5月
 韮の様な葉から花茎を伸ばし、その先に6弁花で星形の花を1輪咲かせる
 花径は数cm程、花色は白・淡青紫・青紫