世界保健機関(WHO)は、2014年段階の推計値で世界の糖尿病人口(18歳以上)が4億2,200万人に達したとする報告書を発表した(4月6日)。1980年の1億800万人と比べて4倍近くに大幅に増えている。チャン事務局長は報告書の中で「糖尿病人口の増加を止めるために、われわれ自身が毎日の生活習慣を見直し、健康的な食事や運動をして、過度の体重増加を避ける必要がある」と各国に糖尿病対策の実施を求めた。
報告書によると、世界全体の18歳以上人口に対する糖尿病人口の割合は、1980年の4.7%から2014年には8.5%に増加。増加が目立つのは、アフリカ地域など中低所得国である。
糖尿病による死者は2012年段階で1,500万人、高血糖による死者も220万人。これら死者の死亡年齢は43%が70歳未満だった。この調査結果から、WHO担当者は「糖尿病は防止できる」と強調、健康的な生活習慣と糖尿病の早期発見と適切な治療を行うための政策を各国に求めた。
日本の状況は、「国民健康・栄養調査」2012年版によると、「糖尿病が強く疑われる人」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」は約2050万人と推計され、増加傾向にある。
◆糖尿病
糖尿病は、血糖値(血液中のグルコース濃度)が病的に高い状態の病名である。
高血糖が長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていく。これにより、目・腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)を及ぼす可能性がある。糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある。
◆HbA1c(NGSP)と血糖値の評価
指標(NGSP) 優 良 可(不十分) 可(不良) 不可
HbA1c% 6.2未満 6.2~6.8 6.9~7.3 7.4~8.3 8.4以上
晴れ。気温も低くなく、過ごし易い。
近所の知り合いの玄関前の大きな鉢。クスノキ科の常緑高木、”ゲッケイジュ(月桂樹)”が植えられており、花が咲いている。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は、雌雄異株で、春に黄色の小花が密集して咲く。雄花・雌花の区別は難しいが、実が付かなければ雄花、この花は雄花(・・花色が黄色なので・・と思う)。日本には明治に渡来して栽培され、雌木は少ない、と言う。
枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
ゲッケイジュ(月桂樹)
別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
学名:Laurus nobilis
クスノキ科ゲッケイジュ属
雌雄異株
常緑高木(樹高:5m~10m)
原産地は地中海沿岸
開花時期は4月~5月
日本には明治9年頃に入ってきた
日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる
報告書によると、世界全体の18歳以上人口に対する糖尿病人口の割合は、1980年の4.7%から2014年には8.5%に増加。増加が目立つのは、アフリカ地域など中低所得国である。
糖尿病による死者は2012年段階で1,500万人、高血糖による死者も220万人。これら死者の死亡年齢は43%が70歳未満だった。この調査結果から、WHO担当者は「糖尿病は防止できる」と強調、健康的な生活習慣と糖尿病の早期発見と適切な治療を行うための政策を各国に求めた。
日本の状況は、「国民健康・栄養調査」2012年版によると、「糖尿病が強く疑われる人」は約950万人、「糖尿病の可能性を否定できない人」は約2050万人と推計され、増加傾向にある。
◆糖尿病
糖尿病は、血糖値(血液中のグルコース濃度)が病的に高い状態の病名である。
高血糖が長期にわたると血中の高濃度のグルコースがそのアルデヒド基の反応性の高さのため血管内皮のタンパク質と結合する糖化反応を起こし、体中の微小血管が徐々に破壊されていく。これにより、目・腎臓を含む体中の様々な臓器に重大な障害(糖尿病性神経障害・糖尿病性網膜症・糖尿病性腎症の微小血管障害)を及ぼす可能性がある。糖尿病治療の主な目的はそれら合併症を防ぐことにある。
◆HbA1c(NGSP)と血糖値の評価
指標(NGSP) 優 良 可(不十分) 可(不良) 不可
HbA1c% 6.2未満 6.2~6.8 6.9~7.3 7.4~8.3 8.4以上
晴れ。気温も低くなく、過ごし易い。
近所の知り合いの玄関前の大きな鉢。クスノキ科の常緑高木、”ゲッケイジュ(月桂樹)”が植えられており、花が咲いている。”ゲッケイジュ(月桂樹)”は、雌雄異株で、春に黄色の小花が密集して咲く。雄花・雌花の区別は難しいが、実が付かなければ雄花、この花は雄花(・・花色が黄色なので・・と思う)。日本には明治に渡来して栽培され、雌木は少ない、と言う。
枝を冠(かんむり)にした月桂冠は、古代オンピックでは名誉の象徴となっている。現代では、葉・実は月桂葉・月桂実と言い、香辛料などで用いられる。
ゲッケイジュ(月桂樹)
別名:ローレル(Laurel)、スイートベイ(Sweet bay)、Bay tree(ベイ・ツリー)
学名:Laurus nobilis
クスノキ科ゲッケイジュ属
雌雄異株
常緑高木(樹高:5m~10m)
原産地は地中海沿岸
開花時期は4月~5月
日本には明治9年頃に入ってきた
日露戦争(明治37年~38年)の戦勝記念に日比谷公園に植樹されたのがきっかけとされる