名古屋大学などの研究チームは、「関節リウマチの炎症が、糖鎖という物質の構造を変えることで抑えられる」ことを発見した(4月5日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズ(電子版)に掲載)。
研究チームは、関節リウマチで認められる自己抗体(IgG)上の糖鎖構造が、リウマチの病態制御に関わっており、患者の血液中にシアル酸が少ないことに着目した。自己抗体(IgG)にくっついた糖鎖の末端にシアル酸を付加し、リウマチのマウスに投与したところ、炎症の程度が2分の1に緩和した。
研究チームの名大大学院医学系研究科の大海雄介特任助教は「シアル酸を付けた糖鎖が自己抗体の機能を抑えたと考えられ、炎症を根本から止める薬の開発につながる」と言う。
◆リウマチ
リウマチは、体内に入った細菌などを攻撃するべき抗体が異常(自己抗体)となり、自分の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患。手や足の関節が痛み、進行すると関節が変形する。
発症年代のピークは40代で、次いで50代、30代である。患者の男女比は、男性1で女性は4、関節リウマチは比較的女性に多い病気と言える。
患者数は年々増える傾向にあり、現在70万人と言われるが、すでに100万人を超えているという見方もある。
午前は良く晴れたが午後からは雲が多くなる。気温は昨日と同じ位で暖かい。
先日催事があった卸町で見た、市場近くの建物の小さな庭の”ミヤマシキミ”の花。花は4月の始め頃から咲き始めたので、そろそろお花は終わりかな。”ミヤマシキミ”は、雄花と雌花をつける株が異なる雌雄異株で、この花は雄花・・長いオシベ。枝先に円錐花序で小さな花が沢山付いている。花弁数は4枚、雄花は4つのシベとその先端に黄色の花粉を付けている。
名(ミヤマシキミ:深山樒)の由来は、葉がシキミに似て山(深山)にあるからと言う。シキミとの名であるが、シキミはシキミ科、ミヤマシキミはミカン科である。両者の葉は似ているが花の様子は全く違う。同じなのは、両者とも有毒な植物。
大きな赤い実を付け、センリョウやマンリョウに対して「億両(おくりょう)」と呼ぶらしい。
ミヤマシキミ(深山樒)
別名:橘木斛(たちばなもっこく)、スキミア
英名:Japanese skimmia
ミカン科ミヤマシキミ属
(日本のミヤマシキミ属は、ミヤマシキミのみが確認)
雌雄異株
常緑低木
開花時期は3月~5月
花は枝先に円錐花序を出し、白色の花を沢山付ける
花の花弁数は4枚、花径は1cm程、芳香ある
秋に球状核果が赤く熟す
葉はアルカロイドを含み有毒、果実も有毒
類似種の幹が匍匐するツルシキミ(蔓樒)はミヤマシキミの変種
研究チームは、関節リウマチで認められる自己抗体(IgG)上の糖鎖構造が、リウマチの病態制御に関わっており、患者の血液中にシアル酸が少ないことに着目した。自己抗体(IgG)にくっついた糖鎖の末端にシアル酸を付加し、リウマチのマウスに投与したところ、炎症の程度が2分の1に緩和した。
研究チームの名大大学院医学系研究科の大海雄介特任助教は「シアル酸を付けた糖鎖が自己抗体の機能を抑えたと考えられ、炎症を根本から止める薬の開発につながる」と言う。
◆リウマチ
リウマチは、体内に入った細菌などを攻撃するべき抗体が異常(自己抗体)となり、自分の細胞を攻撃してしまう自己免疫疾患。手や足の関節が痛み、進行すると関節が変形する。
発症年代のピークは40代で、次いで50代、30代である。患者の男女比は、男性1で女性は4、関節リウマチは比較的女性に多い病気と言える。
患者数は年々増える傾向にあり、現在70万人と言われるが、すでに100万人を超えているという見方もある。
午前は良く晴れたが午後からは雲が多くなる。気温は昨日と同じ位で暖かい。
先日催事があった卸町で見た、市場近くの建物の小さな庭の”ミヤマシキミ”の花。花は4月の始め頃から咲き始めたので、そろそろお花は終わりかな。”ミヤマシキミ”は、雄花と雌花をつける株が異なる雌雄異株で、この花は雄花・・長いオシベ。枝先に円錐花序で小さな花が沢山付いている。花弁数は4枚、雄花は4つのシベとその先端に黄色の花粉を付けている。
名(ミヤマシキミ:深山樒)の由来は、葉がシキミに似て山(深山)にあるからと言う。シキミとの名であるが、シキミはシキミ科、ミヤマシキミはミカン科である。両者の葉は似ているが花の様子は全く違う。同じなのは、両者とも有毒な植物。
大きな赤い実を付け、センリョウやマンリョウに対して「億両(おくりょう)」と呼ぶらしい。
ミヤマシキミ(深山樒)
別名:橘木斛(たちばなもっこく)、スキミア
英名:Japanese skimmia
ミカン科ミヤマシキミ属
(日本のミヤマシキミ属は、ミヤマシキミのみが確認)
雌雄異株
常緑低木
開花時期は3月~5月
花は枝先に円錐花序を出し、白色の花を沢山付ける
花の花弁数は4枚、花径は1cm程、芳香ある
秋に球状核果が赤く熟す
葉はアルカロイドを含み有毒、果実も有毒
類似種の幹が匍匐するツルシキミ(蔓樒)はミヤマシキミの変種