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早歩きは、サクセスフルエイジング達成率が高い

2018-07-10 | 健康・病気
 早歩きは健康に良いと言う番組を見た。
 人の筋肉は、運動をしないでいると20歳以降は1年に約1%ずつ衰えていくとされている。つまり30歳では、20歳の時の筋肉量の約90%、50歳では約70%となってしまう。これを防ぐ一番簡単な方法は、歩くことである。歩くことで筋肉量の減少率を抑え、心肺機能を向上、免疫力を高めたりできる。
 どんな歩き方が良いのか。
 有酸素運動特有の効果が得られる「早歩き」である。
 不動産物件の表示でよく見かける「駅徒歩10分」は、分速80mの歩行速度で算出されている。時速では4.8km、これより速く歩くのが目安となる。
 海外で発表されたある研究結果(2010年)が注目を集めた。
 30歳~55歳 (研究開始時) の女性1万3535人に対して、調査開始時と9年後に歩行速度を調査し、その時の歩行速度と70歳になった時の健康状態の関連を調べたもの。歩行速度が時速3.2km未満のゆっくり歩きの人を、”1”とした場合、時速3.2~4.8kmの普通のスピードで歩く人は、”1.9倍”、時速4.8km以上のやや早歩きで歩くことができる人に至っては、”2.68倍”、基準は“サクセスフルエイジング達成率”で、早歩きは”高かった”という結果が発表された。
 サクセスフルエイジング達成率とは、がんや糖尿病、心臓疾患や脳疾患などの大きな病気にかからずに、認知障害もなく健康な状態でいられる率のこと、つまり健康寿命が長いといえる。
 共同生活をしている65歳以上の男女3万4485名を6~21年間追跡調査した海外のデータでも、歩行速度が速い人ほど生存率が高く、遅ければ生存率が低いことが示されている。65歳の男性を例にとると、秒速1.6m (時速5.76km) で歩行する人の平均寿命は95歳以上、秒速0.8m (時速2.88km) の人は約80歳なのに対して秒速0.2m (時速0.72km) の人の平均寿命は約74歳。この傾向は男女ともに共通しており、歩行速度と平均寿命は比例しているという結果が導き出されている。

 今日は晴れ。雲が少ない快晴。暑い・・災害地も暑いだろうな、湿気も強いから。
 空き地に、”ゼニアオイ”の花が咲いている。花弁は薄いピンク色に紫の線が入り、5弁だ。葉はしわしわの円形。
 名(ゼニアオイ)の由来で、丸い花が「一文銭」ぐらいの大きさから「銭」、葉が「立葵」の葉に似ているから「葵」。
 ”ゼニアオイ”によく似た花に”ウスベイアオイ”がある。
  ○ゼニアオイ(モルチアナ・コモンマロウ)
  草丈:60~80cm
  花色は赤紫色、花弁に濃い縦の筋
  葉の切れ込みは浅い(円形に近い)
  茎:一般的に無毛
  ○ウスベニアオイ(コモンマロウ)
  草丈:20~30cm、やや横に這う
  花色は薄いピンク
  葉の切れ込みは深い
  茎:毛が生えている
 ゼニアオイ(銭葵)
 学名:Malva sylvestris var. mauritiana
 アオイ科ゼニアオイ属
 原産地はヨーロッパ(地中海沿岸地方)、江戸時代に渡来
   観賞用に渡来し、逸出した帰化植物
 開花時期:6月~9月