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胃がんが肝臓へ転移する際に働くたんぱく質を特定

2018-07-17 | 医学
 名古屋大学神田光郎助教らは、胃がんが肝臓へ転移する際に働くたんぱく質を特定した。ゲノム編集で、このたんぱく質を取り除くと、転移や増殖が抑えられた。がんの転移を防ぐ治療薬の開発につながると期待される。
 胃がんが肝臓などに転移するルートは、主に3つある。神田助教によると、このうち血液の流れに乗ってがん細胞が移る「血行性転移」が原因の患者が最近増えていると言う。転移原因の半分を占めるが、ほかのルートに比べて詳しい仕組みが分かっていなかった。
 研究チームは、血液を通じて胃がんが肝臓に転移した患者4人の細胞を採り、約5万8千種類の分子を分析した。「シナプトタグミン7」というたんぱく質が異常に増えていることを突き止めた。ゲノム編集技術で、「シナプトタグミン7」に関わる遺伝子を切り取ったがん細胞を作り、マウスの皮膚の下に移植したところ、通常のマウスに比べて転移したがん細胞の大きさが10分の1程度にとどまった。胃から肝臓につながる血管に移植したマウスの場合には、5匹中2匹でがんができていなかった。残りの3匹はがんができたが、がん細胞の量は通常のマウスに比べて100分の1だった。
 ゲノム編集した細胞は増殖したり転移したりする能力が落ちていた。神田助教は「転移だけでなく、胃がんそのものの増殖も抑えられる可能性がある」と話す。
 研究チームは今後、「シナプトタグミン7」ができないようにする薬の候補物質の開発を試みるほか、大腸がんや乳がんなど転移しやすいほかのがんでも同じ手法が使えるかも検討する。
 ◆シナプトタグミン
 シナプトタグミンはシナプス小胞上に豊富に存在するカルシウム・リン脂質結合分子として同定された膜タンパク質。
 シナプトタグミンは植物・動物を含め様々な生物種に存在することが現在では知られており、ヒトやマウスでは17種類のアイソフォームの存在が報告されている。

 朝から晴れ。薄い雲が多い。暑い・・最高気温30℃位。
 畑で ”ハルシャギク”が咲いている。お隣の畑で咲いていたものが飛んできたようだ。別名(和名)は”ジャノメソウ(蛇目草)”で、花が蛇の目傘の様な模様である。中心が濃紅色で周辺は黄色の同心円状の模様。同心円の大きさは株毎に微妙に異なる。
 この花の本家のお隣の方に聞いたら、苗をもらったので種類は判らなかった、春菊かなと思った、との事。そう言えば、葉は細く、コスモスの葉の様だ。
 ハルシャギク(波斯菊、春車菊)
 別名:蛇の目草(じゃのめそう)、蛇の目菊(じゃのめぎく)
 学名: Coreopsis tinctoria
 キク科ハルシャギク属
 一年草
 原産地は北アメリカ
  日本には明治時代初頭に来た、帰化植物
 開花時期は7月~10月