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近畿大学、ウナギの人工ふ化に成功

2019-12-20 | 科学・技術
 近畿大学は、ニホンウナギの人工ふ化と50日間の飼育に成功したと発表した(11月1日)。
 ウナギは養殖に使う稚魚の漁獲量の減少が問題となっている。今後は人工ふ化で生まれた魚を親に育ててから卵を取り出し、さらにふ化させて2代目をつくる完全養殖の研究を進める。早ければ3年で完全養殖技術が確立する見通し。4年後には飲食店で完全養殖ウナギの提供を目指す。
 ウナギの国内消費の99%は漁獲した天然の稚魚「シラスウナギ」をいけすで育てる養殖である。だがシラスウナギの漁獲量が激減し、養殖生産量は1990年をピークに減少傾向が続く。環境省は2013年にニホンウナギを絶滅危惧種に指定し、資源の枯渇が危惧されている。
 ◆ウナギ稚魚(シラスウナギ)採捕量
 水産庁の調べによる
 1963年に232トンを記録
 2017年漁期には15.5トン
 2018年漁期には8.9トンにまで落ち込んだ
 2019年(今期)は3.7トン となるのか
 ウナギの養殖は国立研究開発法人の水産研究・教育機構が完全養殖に成功したが、コスト面から商業化ができていない。近大は2018年に水産研究・教育機構から研究者を招き、2019年3月から養殖研究を本格的に始めた。9月に成熟したウナギから数十万個の卵を採取し、人工授精に成功。ふ化した稚魚のうち約20尾が50日間生き残り、2cmほどに育った。ふ化して成魚に育つまでに約1年、卵を産むまでにさらに約2年かかる。

 晴れ。雲が少し多い。
 電車道沿いの横のお庭、”ローズマリー”に淡青紫色の花が咲いている。花は年に数度咲く、なので何時も咲いている感がある。花は1cm程の大きさで、枝の先端に付く。
 ”ローズマリー”には、半匍匐(ほふく)性・匍匐性種と立ち性種があり、この木は立ち性種。
 シソ科の常緑性低木で、瑞々しい細長い葉が特徴である。葉には芳香がある。消臭効果や抗菌作用などもあるので生葉・乾燥葉とも香辛料などとして用いられ、料理では肉の匂い消しなどに使われる。
 ローズマリー(Rosemary)
 別名:迷迭香(まんねんろう)
    万年朗(まんねんろう):葉っぱが冬も緑色だから
 学名:Rosmarinus officinalis
 シソ科ロスマリヌス属
 常緑性低木
 原産地は地中海沿岸
 ポピュラーな花色は青紫色だが、濃紫・ピンク・白などがある