日本気象協会は、桜(ソメイヨシノ)の開花予想(第1回)を発表した(2月7日)。
これによると、桜(ソメイヨシノ)の開花は、九州から東海地方にかけては平年より早いか平年並み、関東から北海道にかけては平年並みとの事。
桜の開花は、冬に低温の時期があり、春先にかけて気温が高いほど開花が早くなると言われる。
◆気温の長期予報(JWA)
2月 3月 4月
北日本 平年並 平年並か低い 平年並
東日本 高い 平年並か低い 平年並
西日本 高い 平年並か低い 平年並
◆各地の桜(ソメイヨシノ)の予想開花日の傾向(2013年2月7日発表)
予想開花傾向 予想開花日 平年開花日 昨年開花日
九州地方 福岡県福岡市 早い 3月20日頃 3月23日 3月27日
四国地方 高知県高知市 早い 3月18日頃 3月22日 3月21日
中国地方 広島県広島市 早い 3月24日頃 3月27日 4月2日
近畿地方 大阪府大阪市 早い 3月25日頃 3月28日 4月2日
東海地方 愛知県名古屋市 平年並 3月24日頃 3月26日 3月30日
関東甲信 東京都東京都心 平年並 3月25日頃 3月26日 3月31日
北陸地方 新潟県新潟市 平年並 4月9日頃 4月9日 4月16日
東北地方 宮城県仙台市 平年並 4月12日頃 4月11日 4月18日
北海道 北海道札幌市 平年並 5月4日頃 5月3日 5月1日
平年:1981年~2010年 累年平均値
早い:平年よりも3日から6日早い
かなり早い:平年よりも7日以上早い
平年並:平年との差が2日以内
遅い:平年よりも3日から6日遅い
かなり遅い:平年よりも7日以上遅い
◆一般財団法人日本気象協会
http://www.jwa.or.jp/
いつもの散歩道のネズミモチの木にはまだ実が付いていが、近くのトウネズミモチの実は鳥に大部分食べられている。(写真は実を食べられる前、12月に撮影)
ネズミモチとトウネズミモチは葉・花・実とも良く似ており、判別はチョット難しい。
◆ネズミモチとトウネズミモチ
ネズミモチ トウネズミモチ
開花時期 6月頃 7月頃
花の形 区別付き難いほどに同じ
果実 楕円形 ほぼ球形
やや大きい
やや疎ら 非常に多い
葉 葉脈は不明瞭 葉脈が明瞭に見える
葉の先が細く尖っている
トウネズミモチの果実はネズミモチに比べて非常に多く、枝が垂れ下がる程である。この種が鳥により運ばれ、野生化したものが多いとの事。このため在来の植生に影響を与えるとして、要注意外来植物に指定されている。防除方法は、植栽に利用しない、実生・稚樹の抜き取り、伐採など。
トウネズミモチ(唐鼠黐)
モクセイ科イボタノキ属
常緑高木
中国中南部原産、明治初期に渡来
樹高は15m~20mになる
開花時期は6月~7月
枝先に沢山の白い花を付ける
花は径数mmで長さ3~4mm
実は径1cm位のほぼ球形で、10月~12月に紫黒色に熟す
実の表面に白い粉を帯びる
名(トウネズミモチ)の由来は、文字通り中国から来たネズミモチから