札幌を代表するギャラリー喫茶の一つとして親しまれているCAFE ESQUISSE (カフェエスキス)が、12月1日からしばらく休業します。
2~3週間程度の見通しだそうです。
コーヒー豆を仕入れている業者が廃業することとなり、これを機に自家焙煎にチャレンジするとのことです。
12月22日が「20周年記念日」だそうで、おそらくそれまでには再開するでしょう(と期待)。
カフェエスキスは、 . . . 本文を読む
札幌の造形デザイナーで、モニュメントやディスプレイ、公園遊具や学校・病院のデザインなど幅広い分野で活躍した平田まどかさんが死去したという一報が入っています。
コロナウイルスの感染拡大に伴い葬儀は親族のみで執り行い、知人・友人を対象としたお別れの会が本日(11月27日)午後2~4時、東区博善斎場(札幌市東区北28東8)で開かれます。
ご冥福をお祈りいたします。
平田まどかさんは1952年、 . . . 本文を読む
今年春に聞いていた話ですが、泉さんから「もうちょっと待って」と口止めされていたのですみません。
最後のグループ展「レタラ・ファイナル」の案内状が各ギャラリーにまかれていて、すでに知っている方も多いと思うので、ここに書いておきます。
札幌では珍しい企画主体のギャラリーとして数々の展覧会を開いてきた GALLERY Retara (中央区北1西28 MOMA Place 3階)が、2022 . . . 本文を読む
帰宅したら、白鳥信之さんが亡くなり、家族葬を済ませたというはがきが届いていました。
たしかに白鳥さんの住所です。
白鳥さんは1945年生まれ、札幌の画家です。
1988年の道美展で最高賞の協会賞を受賞しましたが、その後は団体公募展に属さず、個展を中心に活動してきました。また「北の現代具象展」にも出品し、近年はベテラン画家のグループ展「群来展」に出していました。
筆者が見始めた1990年 . . . 本文を読む
道展に行ったら、会員5人の遺作が展示されていたので、まず記しておくことにします。
扇谷章二さん(油彩)。
釧路を代表する画家のひとりで、やわらかな色調と丸みを帯びたタッチによる風景画が印象に残っていますが、人物もよく描きました。
一水会会員だったほか、日展にも15回入選しているそうです。
志賀迪さん(水彩)。
1929年(昭和4年)、札幌生まれ。
穏やかな風景画を描く方で、日本水 . . . 本文を読む
10月1日に札幌市資料館で絵画グループ展「グラナダの会 画展」を見たら、指導者である富田幸衛さんが今年5月に亡くなっていたことを知りました。90歳でした。
グラナダの会は今月で解散するそうです。
同会はもともと、道庁赤れんがなどの絵で知られた伊藤仁さん(1915~96)が教えており、伊藤さんの後を富田幸衛さんが引き継いでいました。
会場には遺作が2点展示されていました。
ひとつは静物画 . . . 本文を読む
白を基調とした抽象絵画やガラス絵で知られ、アートによるまちおこしにも積極的に取り組んできた上川管内美深町の画家、長岐和彦(なが き かずひこ)さんが亡くなりました。69歳でした。
地元の文化センター「COM100」でガラス絵の個展を終えたばかりであり、この悲報は信じられません。
長岐和彦さんは1996年の道展で協会賞(最高賞)を受賞し会友に推挙され、2000年には会員になりました(201 . . . 本文を読む
※写真撮影は大澤夏美さんの許可を得ています。
ミュージアムグッズ愛好家として、早くも3冊目の著書「ときめきのミュージアムグッズ」(玄光社)を上梓する一方、NHK総合テレビ「あさイチ」に出演するなど快進撃を続けている大澤夏美さん(札幌)。
こんどは、札幌最大級の文房具店「大丸藤井セントラル」の1階正面で「北海道のミュージアムグッズのチカラ」を、2週間限定で展開しています。
もちろん道内には . . . 本文を読む
(承前)
画家、絵本作家として活躍していたMAYA MAXX(マヤマックス) さんが岩見沢に移住していた件については、2020年のこの記事を読んでいただくことにして、旧美流渡中と旧美流渡小の壁は彼女が描いた絵がたくさん架かっています。
「インスタに上げてね!」
と校舎内に書いてあったので、それは後ほど行うことにして、ブログで何枚か紹介しましょう。
旧美流渡中から旧美流 . . . 本文を読む
独創的な「練上ねりあげ技法」でめくるめくような精緻な文様の皿や壺などを作り、海外でも評価されていた陶芸家の尾形香三夫さんが亡くなりました。岩見沢在住。72歳でした。
日本工芸会の正会員。
2016年には、札幌で開かれた日本陶磁協会現代陶芸奨励賞北海道展で奨励賞を受けています。
大腸方面のがんだったそうです。
伝え聞くところによれば、抗がん剤を用いると手にしびれが残るおそれがあり、作陶に . . . 本文を読む
7月5日北海道新聞朝刊おくやみ欄の江別市の項にあった「林田嶺一さん」は、美術家の林田さんと思われます。
88歳。2日死去。
葬儀は終了しています。
林田嶺一さんは1933年(昭和8年)、当時の「満洲国」生まれ。
歩みについては、2019年に美術手帖web 版にアップされた「櫛野展正連載29:アウトサイドの隣人たち 」(
https://bijutsutecho.com/magazi . . . 本文を読む
青木美歌さんは、繊細さと生命力を同時に感じさせるようなガラスのインスタレーションで知られる東京生まれ、北海道育ちの作家ですが、ツイッターで死亡説が流れてきていました。
https://twitter.com/onipro/status/1538334750162595840
上記の、6月19日のツイートが4万件以上リツイートされました。
そのために「まとめサイト」がいくつも死亡について書 . . . 本文を読む
札幌で画家として活動し、北海道教育大で41年間にわたりたくさんの後進を育ててきた山本勇一さんが14日、亡くなりました。78歳でした。
国展と道展の会員の画家でしたが、道教育大教授としての印象が強烈です。
学生からは「やまゆう先生」と慕われ、教え子の個展などにはとにかくマメに足を運んでいました(年々教え子は増えていくから大変だったはずです)。
その関係で言うと . . . 本文を読む
札幌の中心部から東側には、東区苗穂町とは別に、俗称として「苗穂地区」と呼ばれる一帯があります。おそらく、苗穂駅の出入り口が、苗穂町のある北側ではなく、北3条通りのある南側に面していたのも一因でしょう。
つい十数年前までは古い住宅や飲食店などが建ち並ぶ、かつて工場街だった頃(サッポロファクトリーは以前、サッポロビールの工場でした)の面影を色濃く残した地区でしたが、苗穂駅の移転改築なども手伝って、 . . . 本文を読む
東京の豊島区立熊谷守一美術館が熊谷榧館長の死去を発表しました(リンク先はpdf)。
2月24日、92歳でした。
葬儀は近親者で執り行い、終了しています。
榧かや館長は、シンプルな画面で知られる洋画家・熊谷守一(1880~1977)の次女です。
1929年(昭和4年)生まれ。
自らも画家で、太い輪郭線の絵を描きました。また、山登りが好きで、山スキーのために北海道にもたびたび訪れてい . . . 本文を読む