斎藤攻兄の3冊目は勝見洋一「中国料理の迷宮」(講談社現代新書)である。中国料理の紹介書であり、その中で気になったのは、梅蘭芳と共同で創作していた劇作家・斉如山が共産党が北京に政権を立てる前に北京の最高料理店「正陽楼」の株を手放して台湾に逃れたという記事だった。多くの中国料理人が中国共産党の政権を取る前に台湾に逃れたということは知っていたから、台湾料理店が美味いと思い、鼎泰豐の小龍包などを時々食していた。具体的にその関係者を初めて知った。斎藤兄は台湾での勤務が長い上、日本人会の会長も務めていたようだから、台湾の美味しい店を利用していたに違いない。斉如山も台湾で新たに中国料理店を始めたのではないだろうか。斎藤兄お勧めの台湾の店でフィジー・日本往復の途次、食したい。
もっとも、並河俊夫医師によれば、美食が前立腺癌ばかりでなく、病気の元であるらしい。粗食に徹しなければガンから脱却できないのだ。
もっとも、並河俊夫医師によれば、美食が前立腺癌ばかりでなく、病気の元であるらしい。粗食に徹しなければガンから脱却できないのだ。