馬ひでの助

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地名夜話【にかほ市】

2020-12-29 23:14:00 | 歴史地理
地名ちょこっと紹介
【にかほ市】秋田県
にかほし。
ひらがな自治体なので、読み仮名はいらないよね。
漢字で表記すると「仁賀保市」
由利郡の仁賀保町、金浦町、象潟町が平成の合併で誕生した。
秋田県の海岸部では最南端に位置し、山形県との境になる。
仁賀保の由来に関しては、
仁賀保市のホームページに記載されてます。
2つの説がある。
1、アイヌ語の「にかプ」
楡(にれ)の木の皮″という意味
2、平安時代から中世期にかけて
の行政単位としての「保」(現在の郡)を基調とした「二ケ保」。
中世より江戸時代にかけてこの地を治めていた地方豪族の仁賀保氏が由来とも言われる。
にかほ市と言えば、「鳥海山」が有名。一年を通して登山者が耐えないとか?
この鳥海山の麓に「九十九島」がある。
紀元前466年に山体崩壊が発生!
山から巨大岩塊が日本海に流れ落ちて小山となり、たくさんの島ができた。
江戸時代、松尾芭蕉は奥の細道紀行でこの地を訪れて、
東の松島と西の九十九島の景観を絶賛した。
芭蕉は九十九島のある象潟をゴールとし、日本海岸を南下し故郷へ帰りました。
この九十九島、現在は陸地にある。
1804年の大地震で海底が隆起し島々は陸地の小山と変化。
象潟地域に点在します。
数年前、我が輩は山形県、秋田県の城跡巡りをした。
この時どうしても行きたかったのが象潟。
で、マップを持って陸地に浮かぶ九十九島巡りをしました。
時間的に一部しか見られなかったが、民家の裏や田んぼの真ん中などに点在する小山に登って感激。
芭蕉が見た光景を連想して感慨にひたってました。
ところで、「象潟」
難読地名ですね。
「きさかた」と読みます。
由来は諸説ありまして、
☆「キサ」は「刻(きざみ)」で、刻まれた潟、という地形。
☆象牙(きさのき)が渡来した。
☆蚶貝(きさがい)の取れる地方ということで蚶方と呼ばれ,蚶に縁起のいい象の当て字で「象潟」になった。
単純に解釈すると地形的にこの地域が象の形の潟だった、
と、思いたい。
この由緒ある象潟が平成の合併で「にかほ市」というひらがな自治体のなかに埋もれてしまったのは残念。
きさかたが、かた無しになってしまった…
明後日に続く
Φ(*^ひ^*)Φ
今年最後の山城に挑戦した。
滋賀県日野町にある「鎌掛城」です。

いやぁ、厳しい城跡でした。
それだけに凄い遺構が残ってました。
屏風岩という国名勝に指定されてる険しい崖もある。

石組の井戸は超深い!
落ちたら最後ですわ

ところで、この「鎌掛」
難読地名です。
読み方は「かいがけ」。
由来は諸説あり、
掛神信仰(祭地にカギと呼ばれる二又の木を掛けて山の神を祭る信仰)に由来する。
というのが有力ですが、いろいろ面白い説が地元に伝わってます。
詳細はまたいつか書きカケのついでに書きます…
Φ(*^ひ^*)ΦΦ(*^ひ^*)Φ
鎌掛城から帰りガケに、スーパーマーケットに立ち寄った。
凄い人です。
みなさん年末の買い出しに来てる。
日野町は田舎なんですが、スーパー関しては超密でした。
それにしても値段が高い。
正月用品、縁起物というだけで、べらぼうに高い。
棒ダラ、なんであんなに高いのか?
買えませんわ。
かまぼこ、黒豆、昆布なども普段は安いぞ!
結局、万札が飛んでいく。
というわけで、我が家の家計は崖っぷちになっていく…
馬《●▲●》助ヒヒーン♪

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