2021年5月9日(日)
午前中、中江藤樹の里近辺を探索。
午後になると雨がやんだため、城跡へ行くことにした。
上寺地区へは安曇川駅から徒歩約40~50分です。
駐車場はありません。
我が輩は街道歩きも兼ねて歩いたけど、駅から上寺地区へのコミュニティバスあります。
レンタサイクル利用もいいと思います。
14時23分、上寺集落。
案内板あるので迷うことはない。
民家の小屋の入り口に城のパンフレットあり、頂きました。
14時25分、城跡石碑。
獣柵を開けて入りました。
田中城は高島七頭(佐々木氏系統)の田中氏の居城だったと考えられてる。
1570年、信長の朝倉攻めの時には秀吉・家康も立ち寄ったとか?
後に明智光秀がこの城を支配してるので、歴史上著名な4武将と関わりのある城だったわけです。
中に入ると「順路」「帰路」の案内板が随所に建ってるので、その通りに進めば問題無し。
「見張所跡」
「曲輪」
などの看板もあり至れり尽くせり!
素人でもわかる。
曲輪がたくさんあるので看板が無いと迷いますよ。
東端に
「武者隠し」
「土橋」
この城は「松蓋寺」という寺跡に築かれた。
なので、上平寺城など近江でよく見られる城郭寺院の形式。
入口からここまでの段々曲輪は坊跡だったと思う。
で、これより上が中枢部となる。
大きな郭の東側を進むと
「大堀切虎口」
郭に入ると石段
「観音堂」があらわれる。
登城道は観音堂への参道だったのです。
主郭へはこれより険しい尾根の上を進む。
尾根の北側に土塁あり、
そして、土塁・空堀の上が
「主郭」。
パンフには「天主跡」と記載されてる。
天守築かれたのかな?
櫓台↓
北側の櫓台のような土塁の上には「つぶて石」が残されてます。
琵琶湖の景色がよく見えます
天気がよければ対岸の長浜城や彦根城も見られるかも?
15時34分、
主郭背後の「堀切・土橋」
城跡はここまで。
この後、水の手の井戸跡を見て急いで下山したが、
駅行きのバスに1分差で間に合わず、帰りも歩くことになりました。
整備されてるので素人でも登れる山城です。
険しい尾根道もあるので、それなりの装備と覚悟も必要ですが…
帰り道、
「下の城跡(田中氏館)」
の南堀と北堀跡を探索。
高島市教育委員会の資料。
発掘調査されて堀跡を確認されたそうです。
南堀付近
『畦道をうろうろする奴、誰や?』
と、農作業をしてるおじさんに思われたたろうな…
北堀付近。
現状の遺構は田んぼのみ。
以上、
田中城の上の城と下の城跡、両方探索しました。
おしまい。
馬《●▲●》助ヒヒーン♪