春庭Annex カフェらパンセソバージュ~~~~~~~~~春庭の日常茶飯事典

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ぽかぽか春庭「横浜の建物」

2020-12-06 00:00:01 | エッセイ、コラム
20201206
ぽかぽか春庭日常茶飯辞典>2020二十重日記建物めぐり(4)横浜の建物

 昨年来、横浜に出かける機会が多くなりました。今の住まいからは30分ほどで横浜に行けるので、気軽に横浜に行けるのです。

 横浜港めぐりのクルーズロイヤルウイングに乗船した日も、大さん橋への行きかえりにいくつかの建物を眺めながら歩きました。

 神奈川県庁舎(ニックネームはキングの塔)


 開港記念館(ニックネームはクイーンの塔)


 大桟橋入り口から見る横浜の建物。一番左端がクイーンの塔


 横浜開港資料記念館


開港資料館の展示は「横浜のコスモポリタン」
貿易などのために幕末から明治に横浜に暮らした外国人を紹介していました。遠い母国に帰ることなく横浜外人墓地に眠る人々も多い。欧米からはるばる日本にきて明治ニッポンを生きた人々におもいをはせました。

1972年まで英国領事館だった建物。1979年に横浜市が買い取り歴史的建造物として公開されています。
中庭には玉クスの木が立っています。ペリー来航図に描かれている木が震災や戦災の火事で焼け、そのたび焼けた木の根本から新たな芽が出て育った、何代目かのクスノキなのだそうです。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「旧岩崎邸」

2020-12-05 00:00:01 | エッセイ、コラム

 岩崎邸正面

20201205
ぽかぽか春庭アート散歩>2020建物めぐり(2)旧岩崎邸

 ぐるっとパスで巡る娘との都内行楽を続けています。11月28日午後は上野の旧岩崎邸にでかけました。11月28日は「1128いいにわ」と読み、ごろあわせで、「庭の日」になっているのだそうです。ちょうどぐるっとパスもあるし、旧岩崎邸のお庭を見よう、ということで出かけてきました。「いいにわ」記念品として邸内を彩るミンチンタイルの図柄缶バッヂをもらいました。
 翌日11月29日は中目黒と代官山の中間くらいにある旧朝倉家住宅を見学。お屋敷見学が続きました。

 旧岩崎邸、私はミサイルママといっしょに見たこともあるしひとりでも何度も来ていますが、娘は5年ぶり2回目。

 2015年10月都民の日に娘と見た旧岩崎邸
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/9a3dad9928e4e3a54171e75a509c7b17
 2016年8月にミサイルママと見た旧岩崎邸
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/d73140b03548be9d12dbf9f367ebd6cc
 2017年11月14日ひとりで見た旧岩崎邸。写真撮影許可の日だったので、室内写真をたくさん載せているので、おすすめです。
https://blog.goo.ne.jp/hal-niwa/e/ab58b44f0e8170b8fa73f0734588d09c

 11月28日は、秋晴れの一日。岩崎邸入り口に立つ樹齢400年の銀杏午後の日に輝いていました。樹齢400年ということは、江戸時代初期の大名庭園時代に植えられたのでしょうね。


 旧岩崎邸は、前回訪問したときとなにか印象が変わったと思ったのですが、外回りの塗装の色が、前回見たときは青っぽかったのに、今回は黄色っぽく塗られていました。もしかしたら、原形の資料が新たに発見され、元の色に塗りなおされたのかもしれません。米軍接収時代に元の姿が改変された歴史があるので、元の建物に直していく努力が続けられているのだろうと思います。
 東側から見た旧岩崎邸


 旧岩崎邸、私の好きなところ。No.1 正面玄関の柱。建てられてから100年の間に
ニスが結晶化して黒い斑点模様になっているところ。


 旧岩崎邸、私の好きなところ。No.2 玄関やベランダのミンチン社製100年前のタイル。


 旧岩崎邸、私の好きなところ。No.3 金唐革紙の壁紙。娘は紙の博物館でこの工芸品を見てすっかり魅了されたのですが、値段が高くてとてもブックカバーなどには手が出ない。小さな本のしおりを買いました。今回はしおりも買わず、我慢です。

 旧岩崎邸、私の好きなところ。No.4 ベランダに降り注ぐ日光。


 いつもは見学だけですが、今回は和館の休憩室でおしるこを食べました。


<つづく> 
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ぽかぽか春庭「江戸東京たてもの園」

2020-12-03 00:00:01 | エッセイ、コラム
20201203
ぽかぽか春庭アート散歩>2020建物巡り(2)江戸東京たてもの園

 娘とのお出かけ、2200円の「ぐるっとパス」を使い倒すという計画で、都内あちこちに出かけています。オープンエアの庭園や公園なら密にもならず換気もOK。11月18日は小金井の江戸東京建物園へ。
 「たてもの園」は、2015年まで続けてきた仕事先の道筋にあったので、私は季節ごとに訪れてきましたが、娘は初めて。中央線の武蔵小金井駅と西武線花小金井駅の中間にあって、どちらから行ってもバスに乗らなければならない。バスに乗ると酔ってしまう娘は、これまで「バスに乗るからいや」と、たてもの園に来ていなかったのです。今回はあちこちバスに乗る機会が続き「少しはバスに慣れてきた」というので、武蔵小金井から花小金井行きのバスに乗り、小金井公園西口からたてもの園へ。桜紅葉は散ったあと、あとの木々はまだ色づく前で、公園内は人出も少ない。


 たてもの園の入場も、入園予約が必要です。検温とマスクチェック。
 私のお勧めは、洋館デ・ラランデ邸と近代和館の高橋是清邸、今回は特別企画が「銭湯」だというので、「宝湯」も目玉です。

 東園は、初めて来た娘がひとつひとつの建物をゆっくり見学している間、私はベンチに座って足休め。9月に左足指を脱臼したゆえか、もともと老化が進んでいたのか、歩くのも遅くなったし、歩いているとすぐ疲れます。
 年ごとの衰えは仕方がないとして、これ以上動けなくなると、娘との散歩も楽しめなくなると思うから、鍛えておかなきゃと思いつつ、ついぐうたら。
 武蔵小金井の

 最初にデ・ラランデ邸へ行きました。デラランデ邸内の武蔵野茶房で腹ごしらえをしてからの園内歩きです。

 カレーランチ


 デ・ラランデ邸の隣は前川邸。上野の文化会館や東京都美術館などを設計した前川國男の自邸です。家の内部も明るく開放的で、住み心地よさそう。
 


 西園の田舎家もほんのり秋色に。


 中央エリアの高橋是清邸。他の建物は2階見学が中止になっていましたが、高橋邸は階段がふたつあり、上り階段と下り階段を分けて通行できたからか、2階見学ができました。
 2階から見る。

 高橋邸2階からの眺め


 娘は私の近代建築レクチャーを聞いてきたので、「あ、この2階のガラスも古いものだね」と、少しゆがみがある古いガラス越しに見る景色をチェックしていました。ゆがんだ景色を見続けると、バスに乗ったときと同じようにめまいがしてくるそうです。

 1階のガラス戸から外を眺める娘


 東園では、私が来るたびに修復中で見ることができなかった旧日向邸を見学。


 東園エリアでは宝湯を見ました。展示室の特集が「銭湯展」なので。
 昔懐かしい「風呂屋の富士絵」の前で。


展示室で銭湯の歴史風俗についてあれこれ雑学を仕入れて、バスで武蔵小金井駅にもどりました。

<つづく>
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ぽかぽか春庭「大人の遠足北浦和公園」

2020-12-01 00:00:01 | エッセイ、コラム

 北浦和公園の紅葉

20201201
ぽかぽか春庭日常茶飯辞典>2020二十重日記秋色の空(6)大人の遠足北浦和公園

 ミサイルママを誘ってお弁当持参で公園や美術館などに出かける「大人の遠足」を続けてきたのですが、2019年1月にミサイルママが再婚してからは、お相手ジンさんとの幸せな新婚生活のおじゃま虫になってはいけないかと遠慮してきました。新婚生活も丸2年がすぎ、そろそろいいかなと久しぶりに大人の遠足に誘ってみました。

 娘と横須賀美術館で見た「上田薫展」。さいたま美術館にも巡回するとわかったので、絵をかくことが趣味のひとつであるミサイルママにもぜひ見てもらいたいと思ったのです。
 ミサイルママは印象派以後の画家の模写を絵画修行のひとつにしていて、「自分ではそっくりにまねしたつもりなのに、ぜんぜん元の絵には似ていないんだよね」と言いながらフェルメールの美女もルノアールの美少女も模写してきました。
 さいたま美術館の上田薫展のことは知らなかったそうですが、ミサイルママは以前千葉のホキ美術館へ出かけてリアリズム絵画を見てきた、というので、きっと上田薫も気に入るだろうと思いました。

 埼玉県立近代美術館は、北浦和公園の一角にあります。ちょうど銀杏の色づきがよく、よく晴れた午後の日に映えてとてもきれいでした。

 

 埼玉県立近代美術館は黒川紀章の設計。ミサイルママは新国立美術館でクリーンスタッフとして働いたことがあるので、初めて来たという埼玉近代美術館を一目見て「ああ、新国立と形が似ているね」という印象。公園の中に黒川紀章の「中銀カプセル」のひとつが展示されているので、いっしょに見たり、銀杏をバッグに写真を取り合ったり、美術館に入館するまでのひとときを、これまでの「大人の遠足」のように楽しみました。

 美術館前のミサイルママ


 今回はお弁当を作るのパスし、近代美術館内のレストランにご招待。おなかをいっぱいにしてから上田薫展と常設展を見て回りました。
 パスタランチ


 久しぶりの大人の遠足。たまにはジンさんと離れて過ごすのもいいよね。


 

<つづく>
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