KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

月例会

2011年09月11日 | 俳句
天気 晴

結社の月例会の日。8月は休みだったので二ヶ月ぶりになる。
4月以後、少し参加者が減った。原因は良く解らないが、会場がいつも使っていたところより駅から遠くなったこと・・都の施設だったが改修工事で今年度は使えない・・、出句が3句から5句、と増えたこと、参加費が上がったこと・・それが影響しているのかもしれない。
5句となると、私などはあとの2句は今までなら出句しなかったような句で「冒険」が出来るので、それもいい、と思っているのだが。
そんな句を今日は出したら、なんと、5句のうち4句が特選に入ってしまった。そのうち2句は、いつもなら出さないような句だった。何だか恐縮。もっとも、今日は主宰の選も全体的にかなり多かった。前回の倍以上の数を選んだ。句の内容が良かったから?と思うことにしよう。

という結果だったものの・・私自身は自分の句が腑に落ちない。
出したあとで「これは季語ではない、無季になるのでは・・」と気づいたのだ。
 
 月齢を確かめてより窓ひらく KUMI

明日は十五夜、という今の季節だから秋の句、と思えても、「月」は秋の季語、「月齢」は一年中使えることば・・ではないか、と。だから、主宰に選ばれた時は椅子から跳び上がりそうなくらいびっくりした。隣席の仲間に話したら「先生が選んだのだからいいんじゃない」と。
でも、やはり気になる。
この句は、今日だけの句にしておこう。

帰路、電車が遅れたので駅を降りたらもう暗くなっていて、待宵の月がきれいに上がっていた。明日の十五夜もこれなら見えそうだ。

待宵や一樹を占むる椋鳥(むく)の群 KUMI
コメント
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