KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

震災の傷跡

2011年09月20日 | お散歩写真
天気 雨

台風が近づいている。といってもこちらの昼間は静かな霧雨だけで。愛知の大雨を知ってびっくりした。それがこちらに来るのかと思うと落ち着かない。とはいえ、我が家は地震の揺れには弱くても雨には強い。平らな市内でもいちばん高い所にあるから、洪水のおそれだけはない。

小雨の中、新車の交通安全祈願に高幡不動尊へ行った。
車のお札をもらうなんて若い頃は考えてもいなかった。が、20年ほど前に高速道を走行中に前のトラックが撥ね飛ばした石つぶてがフロントガラスを直撃したことがあった。銃で撃たれたような穴が空き、亀裂が出来て、高速道を下りるまで恐怖だった。
そのあとで高幡不動尊でお札をいただき、それ以来恐怖体験はない。お不動様に守られていたのだと思っている。

高幡不動尊にはいつもなら季節ごとに行くのに、今年は初詣以来行っていなかった。今日知ったのは、五重塔が何やら工事中だったこと。



震災で塔の上の方が壊れ、その修復工事なのだという。
昭和に復元した塔なので、地震対策はしてあったと思うが、あの長い揺れには耐えきれなかたのだろう。我が家の被害と同じだ。
もし、あんな未曾有の震災でなかったら「高幡不動の塔が壊れた」というのはニュースになったことだろう。ニュースにならない震災の爪痕は、あちこちにあるはずだ。
明日の台風が、これ以上の被害を起こさないように祈るばかり。

声明のひびく境内秋気満つ KUMI

コメント
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