なんと非常識な・・

天気　晴

上の写真は、我が家に近い、名水百選の湧水のある散歩道。武蔵国分寺の旧跡のそばなので、地元の人だけではなく休日には遠くからの人もたくさん来る。わが市の目玉の「観光地」だ。流れは、はるばると多摩川に続く。写真の手前に水の湧くところがある。
その、水を汲みにくる人も居る原流水のそばで、二人の大学生とおぼしき若者が二台のガスコンロを使ってなにやら煮炊きをしていた。もう、びっくり！湧水を汲んで野菜を茹でたりしている。缶ビールも持って。野菜は、黒い塀のむこうの農家の庭で売っているものらしい。

そんな非常識な若者の行為を、通る人たちが止めようともしない。地元の人なら、そんな所でボンベとはいえ煮炊きをするなぞ言語道断、と解っているのに・・コンパクトデジでこっそりと写真を撮った。自転車を曳いて（ここは自転車乗車も禁止）いるオジサンも何も言わずに過ぎていった。仕方ない、黙ってる訳にはいかない・・と思い、通り過ぎた私が引き返して声をかけた。
「私、何十年もこの辺に住んでいて、こんなことしてる人を見たことありません」
すると、缶ビールを持った（少し酔っていたようだ）若者が
「そうですか」とニコニコしている。賞賛されたと勘違いしたようだ。
「ここは、そんなことをする場所ではないでしょ・・」と、とにかく間違っている、と話していたら、通りかかった近所の人らしいオジサンが「そんあことする場所じゃないよ！」と。夫も引きかえしてきて「非常識だよ」と。

大学生の非常識な行動は色々ニュースになっている。
「犯罪にならないなら何をしてもいい」と思っているのか。煮炊き禁止、とは書いていないけれど人々が静かに自然を楽しんで散策する狭い道。常識で考えてもおかしいと思わないのか。

最初に「大学生ですか、どこの大学？」と聞けば良かった。
それにしても、注意もせずに眉を顰めて通った地元の人たち、なぜ注意しなかったのだろう？
と、そんな大人にも腹が立った。

夏隣走れば靴の音生まれ　　KUMI