KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

余計な「お世話」

2013年05月23日 | 暮らしのつぶやき
天気 晴

ちょっと解りにくい写真だが、今年も公園の池に生まれたカルガモの雛。毎年たくさん生まれ、殆どが鴉の餌食になってしまうが、かわいいから見に行きたくなる。

一昨日、夫が散歩に行き、生まれたばかりの雛7羽を見たという。でも今日は5羽になってしまった、とのこと。
今日は公園の近くの市の施設で太極拳のある日。終わって11時近く、公園へ行ってみた。池を見渡すと池の北のはずれの石垣に沿って雛がチョロチョロと動き廻っている。でも、親鴨は居ない。育児放棄状態だ。
池は橋で北と南に別れていて、橋の下でつながっている。その南の方を見たら、私くらいの年恰好の二人連れのオバサンが食パンをちぎって2羽の鴨に餌やりをしていた。あれ?この公園は鯉や鴨に餌をやるのは禁止のはず。でも最近はその札を見ないから解除になった?
と思って札を探したら、やっぱり池の手摺りに貼ってあった、ちょっと見にくいけれど・・
解った。親鴨がオバサンの撒く餌に夢中になっている間に、雛たちは勝手に動き回って、橋をくぐって池のはずれまで行ってしまったのだ。
私は、そういうのを許せない、という厭な性格なので、オバサンに言ってしまった。
「この池、餌やりは禁止になっているのを御存知ですか」
「いえ、そんなこと書いてあった?」あんまり柄の良くない話ぶり。
「書いてありますよ」
「あら、そうなの」と言いながらも、オバサンはパンをちぎっては池に撒き続けている。知らなかったのなそれで良いけれど、知ったからにはやめるのが大人ではないの?
腹が立ったので「お読みになった方がいいですよ」と注意事項を書いた札を指さして立ち去ろうとしたら「うるせえなあ」という声が。思わず振り向いて無言で睨みつけたら、相手もすごい形相で睨み返して、しかも、持っていた食パンの残り・・大量だった・・を池の鯉めがけてにばらまいた。

野生の動物は、野良猫だって、自分で餌を獲る知恵はある。人間が与えればその自立心がなくなる。まして、岸辺に残った餌はカラスの絶好のお食事になってしまう。脂肪分が池を汚す。それこそ「余計なお世話」なのだ。
帰りぎわに池を眺めたら、親鴨はきょろきょろと見渡してはいたものの、なかなか雛を探しに行こうとしない。幸い、天敵の鴉は見えなかったものの・・
明日、もう一度様子を見に行こうかな。

軽鴨の親にも育児放棄あり  KUMI
コメント (4)
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