いのち

天気　晴

写真は、ベランダに長いこと咲いているスノーポール（だと思う）。
2月の年金支給日に銀行で貰ったもの。最近になって丈がどんどん伸びてきて、でもそろそろ花期は終わるのだろう。

去年の末、昼間だけベランダで太陽に当てていた珈琲の木の鉢をうっかり室内へ入れ忘れた。屋根があるのだから凍ることのない場所、でも霜の降りるような冷え込んだ朝で、葉っぱが黒くなってしまった。それでもてっぺんの葉っぱが残って、全部枯れることがないので捨てずに室内に置いていた。桜の咲くころから、てっぺんの葉の数枚だけが元気を取戻し、そして・・
下の方に新芽が出てきた。


やっぱりまだ元気があったのだ、と、少し感激した。ごめんね、辛い思いをさせて。


姉の人生の終りを任されることになってしまい、日々振り回されている。
独身だったから、結局は末っ子の私にそのお鉢がまわってきてしまった訳で。「終活」を全くしていないままの突然の入院～それが外出不可の症状～手術不可の高齢・・・と最悪のまま症状はどんどん悪化する。

人間のいのちの最後は三段階でやってくる。
①看取りの場をどうするか、その費用はどうなるのか
②最期とそのあとの始末をどうするか
③残った家や資産の始末をどうするか・・家や資産がなくても同じように始末は必要。

今、姉は①の段階で、入院している大学病院から、終末期まで看取ってくれる病院への転院が決まったところ。
看ている私自身が、心臓の障害で無理がきかない体なのだ。一日あれこれと駆け回ると、翌日は動きたくなくなる。家事と自分の「終活」はどんどん先へ延びるばかり。

と、嘆いたからといって何の得にもならない。少しでも自分にとって楽しくなることを見つけて毎日を過ごすことが、心臓に悪い「ストレス」の軽減だろう、と思うだけだ。
明日は、久しぶりに散歩くらいは出来るかな？

眠き目を朝の飛燕にはげまされ　　KUMI