KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

寄り道

2016年05月13日 | お散歩写真
天気 晴

姉の病院へ行き、その帰路、途中下車して高幡不動尊へ寄ってみた。初詣以来のお詣り。
青空と新緑のきれいな日、少し暑かったけれど、寒がりの私にはこのくらいは快適、というものだ。お不動さまに、ともかく力を与えてください、と祷ってきた。


大師堂の前の香炉

転院した病院は、今までの大学病院よりも距離的には我が家から近い。でも、不便なところにあるので、電車・バスを乗り継いで時間的には同じように1時間以上かかってしまう。万一のときは、タクシーで駆けつけることの出来る距離なのが安心。

この病院、誰もが知っている国民的な俳優さんが最期を過ごしたという噂がある。多分、「特別室」で手厚く介護されたのだろう。姉は無論普通の病室。それでも結構な費用がかかる・・本人が負担するのだから私は代理で支払をするだけだけれど。

終末期を看てくれるのはとても心強いことではある。で、今日行った用事の一つは、姉が愛用していたバッグを「引き取って欲しい」ということだった。前の病院で、このバッグはベッドの上に置き、片時も離さず、私に中を見せようともしなかった。
無論、貴重品はベッドサイドの金庫に入れていたけれど。
本人はまだ意思表示の出来る状態なので、看護師さんにも断り置いてきたつもりが・・
この病院は、管理が徹底していて、本人の体以外の私物・金品は一切病室に置けないのだ。認知症の人が多いのでトラブルの原因になるし、院内感染を防ぐためでもあるらしい。
衣類から何から、すべて病院任せ。だから家族は何もすることがないし、とっても楽ではある。極端に言えば、病院から何も言ってこなければ費用だけ支払ってほっておいても良いのだ。家族にはとっても楽。でも、認知力のある患者には、自分の慣れ親しんだモノが身辺からなくなったらどうなのだろう? と少しだけ考えてしまった。

ともあれ、帰路に途中下車すればお不動様にお詣りが出来る、というのは私には嬉しい。
今日撮った写真(といってもスマホ写真)の続きは、明日にでも。

護摩行の煙のとどく花楝(おうち) KUMI
コメント (2)
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