KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

紫陽花寺の思い出

2019年06月12日 | 暮らしのつぶやき
天気 曇一時晴

梅雨の一休み?
紫陽花でも見に行くにはとっても良い日。でも今年は色々あってちょっと無理かも・・
と、カメラを持って写真三昧の時間を過ごした去年の6月の写真を、最近はパソコンのトップに入れてながめている。、多摩の紫陽花寺・高幡不動尊の写真、去年は結構良いものがおおかった。

行けども行けども紫陽花の道は紫陽花だらけ。でも去年行ったときはまだ毬咲きは早くて、私の好きな山紫陽花のいちばんきれいな時だった。
下の写真は、下から眺めて撮ったもの。雨上がりで足元が悪いので、奥の方までは行かなかった。でも20年以上も前には元気だったので、この時期に上の方まで行ったことがあった。
職場で一緒だった10歳上の先輩と。彼女は山歩きをしていたし、還暦を過ぎてもとっても元気で、少しの登りくらいは平気で。あちこち、一緒に出掛けたが、今の私と同じ年齢でかの世の人となってしまった。


紫陽花寺の写真を見るたびに思い出す。
その日、蒸し暑くて、でも私は襟のある上着を着ていた。彼女は、襟ぐりの開いたサマーセーターで。お寺の紫陽花だから、山道まで行くとは思わなかったのかもしれない。
そんな道で、彼女が、キャッと声を上げて首筋を手で払った。何かと思ったら、小さな毛虫が首へ落ちてきたのだ。虫嫌いの私は「もう下りましょ、気持わるい・・」と慌てて山道を境内まで下りた。

その数日後、彼女から電話。首筋が腫れあがり、皮膚科へ行ったり大変だったという。
「やっぱり、山歩きの恰好をして行けばよかったのよね、油断したわ」
と言っていたけれど、彼女には初めての場所。誘った私は虫対策の必要な場所と知っていたから、それを言わなかった私の方が悪かったのだ。今も、思い出すとごめんなさい、と言いたくなる。

もう、彼女と行った境内の山道の奥の奥まで行く元気は私にはない。

紫陽花の寺の声明朗々と  KUMI
コメント (2)
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