KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

句会・大久保

2019年06月15日 | 俳句
天気 雨 一時豪雨

大久保の俳句文学館での句会。梅雨寒の上に大雨になり、ぐしょ濡れ状態で会場に到着した。そんな訳で写真を撮る余裕もなく、去年の紫陽花を拝借。

大雨のせいだけではないと思うが、出席者が5人プラス遠隔地からの郵便での投句一人、という6名分だった。結社誌を読んでの勉強に続き、句会。少ない人数なので、殆どの句を話題に出来るのが楽しい。紫陽花があちこちに溢れる時期なのに、紫陽花の句はあまりなっかった。

メンバーのうち、二人が、今月号の巻頭20句のうちの上位に入った。巻頭次席となった句友の句
   相槌を打ち春愁の深まりぬ Rさん
昨年、奥さまを突然亡くされてかなり辛い思いで一人暮らしをされている。その思いの汲まれた句で、事情を知っていると句の深い思いに胸が詰まる。主宰も絶賛。
もうお一人の句は・・今日は欠席されたが
   焼鳥も買つて鶯餅を買う  Tさん
自由闊達に句を詠まれる方。いつも、あんまり句作に力こめて、という風のない飄々とした句が楽しい。
勉強会では、そんな話題もあったので、話も弾んだ。

私も、この数年は巻頭にはほど遠いし、結社誌5句投句のうち4句を主宰に選ばれたのは久しぶり・・1年半ぶりくらい・・だった。乏しい句数の中からの投句で、4句を選ばれたのは嬉しいこと。最近は主宰の選が辛いから、実力者でもなかなか4句は選ばれないのだ。
   囀りのとどく病者の住む窓へ  KUMI
四苦八苦の句、3月初めの投句だったから、私はインフルエンザと気管支炎に苦しみ、夫は治療のために入院しているという時期だった。「苦し紛れ」に出来る句の方が、良いのだろうか。仲間に褒められて、つくづくそれを思った。

今日は、私の句は今ひとつ・・の結果だった。
今日の佳句になった句に使われた季語
髪洗ふ・梅雨いろいろ・藻刈舟・枇杷・沙羅の花、などなど。

犯人の潜む頁の梅雨湿り  KUMI
コメント (4)
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