KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

冬籠り

2024年01月22日 | 俳句
天気 晴のち曇

本格的な寒波がやってくるという。関東平野の南のこのあたりは、ひたすら寒い風が吹くだけと思うけれど・・日本海側は、雪が写真のごとくに降り積もりそうだ。
雪国の写真はたくさん撮ったが、案外と雪の積もった木々は撮っていない。なぜなら、上の写真のような光景のときは降雪最中で、そんなときに水に弱い「高価な」デジタル一眼を出してまで撮るつもりになれない。写真は、雪の止んだ合間に撮ったのかもしれない。今なら濡れても良いスマホで簡単に撮れると思う。木の枝に張り付いている雪は、天気回復すればすぐに落ちてしまう。
ちなみに、モノクロ写真ではありません。



我が家の車ではないが、普通の雪でも一晩で車は埋まる。地元の人は車や家の雪かきを「雪堀り」と言うことがあるらしい。実際、大雪のときに、車がどこにあるのか解らなくなったことが・・となると雪堀りの表現がわかる。「堀り」が「放り」の表現の所もあるとか。
我々の言う「雪掻き」は豪雪地帯では意味がないようだ。

「冬籠り」という季語があって、一茶や芭蕉の時代の句がたくさん歳時記にも載っている。江戸時代の、雪国ではまさに雪に身動きとれずに籠るほかなかったと思う。

  今はなき人とふたりの冬ごもり  久保田万太郎

などという寂しい冬籠りではないけれど、先週の通院後、足の指が痛くて全く靴を履く気になれず、私も冬ごもり気分だ。大寒波は明日?でも、明後日は通院日だし、籠ってばかりも居られない。

底冷えのホーム発車の笛響き  KUMI 
コメント (5)
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