KUMIの句日記

写真と一日一句で綴るブログ。句の転載を禁じます。

・・いつまで続くこの猛暑

2024年07月30日 | 俳句
天気 晴のち曇 一時雨

街を歩いていたらしい中年男性が、歩道で息耐えていたという。昔で言えば「行き倒れ」昔は、貧しい旅人が何日も食べずに衰弱しての末だったが、今は熱中症らしい、とのこと。恐ろしい・・でも、潔い最期なのかもしれない。
そんなニュースを見てしまうと、いつ心臓発作が・・と、外へ出る気分にはとてもなれない。
涼しい写真が思いつかなかったので、元気の出るヒマワリを。

体調悪いことばかり書いても、元気になる訳ではないので・・
猛暑続きを句にしようと、歳時記を開いてみた。歳時記の細かい字はちょっと面倒なので、最近は電子辞書ばかり利用しているけれど。
昔は極暑、というのが最高の暑さだったようで、古い句も多く残っている。「猛暑」は「極暑」の傍題でしかない。なので、例句もまだない。
天気予報の世界のコトバから発生したのだと思うから、仕方ないとはいえ・・
「この暑さはたまらぬ、暑さ極まった」と思って極暑という熟語ができたのだと思うけれど、今は、極暑・酷暑の上に「猛暑」があって、汗みどろになるガマン出来ない気分の蒸し暑さが「溽暑」・・えっと・・猛暑と酷暑って、どちらが上だったっけ?調べるのも暑苦しい。
そうそう、写真のようなからりとした空の太陽が照りつける暑さは「炎暑」だった。炎暑、と書くとジクジクの今の日本の暑さは感じない。炎暑の真昼なら、緑蔭へ避難して冷たいものを飲むのも、美味しい・・と感じられそう。

 城跡といえど炎暑の石ひとつ  大木あまり

こんな句をどこかで読んだことがあって、やはり歳時記に載っていた句だった。
炎暑、という季語にあまり暑さを感じないような、最近の猛暑続き。
冷房入れればいい、と言う問題ではない。足先だけが冷えてしまい、私は凍傷みたいに足先を病んでいる・・って、やめようと思いながら、今日も体調不良の愚痴が出る。他には何もないし・・

※「・・いつまで続くこの猛暑」の「・・」にお好きな上五を付けると句になります。猛暑籠りのお遊びに。
「水飲むやいつまで続くこの猛暑 KUMI」

極暑酷暑炎暑と書いて猛暑の日  KUMI
コメント (4)
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